5月12日に放送された「王様のブランチ」(TBS系)のハワイロケで、食事中の女性リポーターのリアクションが「金切り声」「うるさすぎて見ていられない」などと、視聴者から批判の声が上がっている。

出典: 「王様のブランチ」のハワイロケで女性リポーターが金切り声 批判の声 - ライブドアニュース

週末の朝といえば「王様のブランチ」を思い浮かべる人も多いはず。1996年から続く長寿番組で、私も小さい頃から親しんできた番組の一つです。でも最近、SNSで「リポーターがうるさい」「内容がマンネリ化してる?」なんて声をちらほら見かけるように…。

昔は大好きだった番組なだけに、なんだか寂しい気持ちになって、その真相が気になって調べてみることにしました。

調査を進めると、視聴者のリアルな不満だけでなく、過去には番組の姿勢が問われるような『伝説の事件』があったことも判明。多くの人が知っている国民的番組の裏側って、一体どうなってるんでしょうか?

しかも、調べていて一番驚いたのが、「そもそも名古屋では放送してない」という事実。SNSでは「ほんっっっとに昔からそうだけど王様のブランチ名古屋で放送せんからずっと悔しい思いしてる」という叫びも見つかり、これには同じテレビ好きとして共感しかありません。

全国で話題になっている番組の「今」を、見たくても見れない地域の人の思いも背負って、徹底的に掘り下げてみたいと思います。

「ブランチ見れない…」名古屋民の嘆きと、番組の知られざる歴史

今回、調査のきっかけになったのはSNSでの番組への批判でしたが、それと同時に「王様のブランチ、名古屋ではやってない」という事実に驚きを隠せませんでした。X(旧Twitter)では、こんな投稿が。

ほんっっっとに昔からそうだけど王様のブランチ名古屋で放送せんからずっと悔しい思いしてる

これ、めちゃくちゃ分かります。話題のドラマの出演者が出たり、最新のトレンドが紹介されたりするたびに、その輪に入れないのって結構つらいですよね。週末の定番として長年愛されてきた番組だからこそ、見れない地域の人の「見たい」という気持ちは根強いようです。

そもそも『王様のブランチ』は1996年に放送を開始した、TBSが誇る長寿情報番組。初代MCの寺脇康文さんから、谷原章介さん、そして現在の佐藤栞里さんへとバトンが受け継がれ、常に週末のお出かけ情報やエンタメニュースを届けてくれました。

私たちが当たり前のように見てきた番組には、実は25年以上の長い歴史と、それに伴う数々の変化があったんですね。こうした歴史を知ると、今の番組が抱える課題も、また違った視点で見えてくる気がします。

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ほんっっっとに昔からそうだけど王様のブランチ名古屋で放送せんからずっと悔しい思いしてる

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「うるさい」「マンネリ」…SNSで噴出する視聴者のリアルな本音

番組の歴史を振り返ると、次に気になるのが「なぜ今、批判の声が?」という点。調べてみると、特に目立ったのがリポーターのリアクションに対する不満でした。最近では、ハワイロケでの女性リポーターの「金切り声」が「食事シーンなのに食欲が失せる」「チャンネルを変えた」とSNSでかなりの批判を集めたようです。

楽しい雰囲気を伝えようという気持ちは分かるけど、視聴者が「うるさい」と感じてしまったら本末転倒かも…。

さらに、「内容がマンネリ化している」「昔よりつまらなくなった」という厳しい意見も少なくありません。長年続いているからこその安定感がある一方、それが一部の視聴者、特に若い世代からは「古臭い」と見えてしまうのかもしれませんね。

ただ、こうした声がある一方で、『買い物の達人』や、マンガ好きにはたまらない『語りたいほどマンガ好き』といった人気コーナーも健在。特定のコーナーを楽しみに見ているファンも多く、番組のすべてが否定されているわけではない、というのもまた事実のようです。

このあたり、長寿番組ならではの難しさを感じます。

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伝説の『顔面風船破裂事件』って何?番組史に残る衝撃の演出

そして、今回の調査で最も衝撃的だったのが、2020年に起きた『顔面風船破裂事件』です。当時、不倫騒動で番組を降板したアンジャッシュ渡部建さん。その年の年末の放送で、渡部さんの顔が合成された風船がエンディングで破裂するというCG演出があったというのです。

これには、さすがに「やりすぎ」「いじめでは?」とネット上が騒然となりました。TBSからの絶縁宣言だ、いやスタッフの悪ノリだろう、と様々な憶測を呼び、番組の倫理観を問う大きな議論にまで発展したそうです。

今思うと、かなり攻めた、というかギリギリの演出ですよね…。この一件は、テレビ番組の演出のあり方を考える上で、象徴的な出来事として今も語り継がれているようです。長寿番組の歴史の中には、こうした視聴者をあっと言わせる(いろんな意味で)出来事も刻まれているんですね。

知らなかった…。

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それでもやっぱり気になる、『王様のブランチ』のこれから

今回、「うるさい」「マンネリ」という声をきっかけに『王様のブランチ』の今を調べてみましたが、いやぁ、奥が深かったです。リポーターへの批判や過去の衝撃的な演出、そして名古屋では見られないという事実まで、知らなかったことがたくさんありました。

長年愛されてきた番組だからこそ、視聴者の期待も大きく、ちょっとした変化が大きな議論を呼ぶのかもしれません。テーマソングを新しくしたり、新しいリポーターを加えたりと、番組側も変化しようと努力している様子も伝わってきました。

批判も多いけど、それだけ注目され、愛されている証拠なのかも。これからも、良くも悪くも私たちをザワつかせてくれる存在であり続けてほしいなと、一視聴者として思いました。

そして、いつか名古屋でもブランチが見られる日が来ることを願っています!