7月は七夕があり、みずがめ座δ南流星群が出現のピークを迎えます。空では金星・土星・水星・火星が輝き、月と接近するタイミングもあるため注目です。晴れた日は空を見上げて、天体観測をお楽しみください。
7月7日(月)は「七夕」。伝説では年に一度、「おりひめ星(こと座の一等星ベガ)」と「ひこ星(わし座の一等星アルタイル)」が、天の川を渡って会うことのできる特別な日です。
夏の大三角を形作る「おりひめ星」と「ひこ星」は、日が沈む頃にはすでに東の空に現れており、未明には南の空高くに昇ります。
出典: 2025年7月の天体イベント 七夕や流星群を楽しもう!月と惑星の接近も - ウェザーニュース
「2025年の夏、夜空に浮かぶ壮大な天の川を見てみたい!」そう思っていませんか?夏の風物詩として知られる天の川ですが、いざ観測しようとすると「いつ、どの方角を見ればいいの?」「都会でも見られるの?」といった疑問が次々と湧いてきますよね。
実は、天の川は季節や時間によって見える方角や姿が大きく変わる、とても奥深い存在なんです。特に2025年は、夏の観測シーズンだけでなく、約15年に一度の「土星の環の消失」や「皆既月食」など、注目の天文イベントが目白押し!
星空への関心が例年以上に高まる一年になりそうです。この記事では、2025年に天の川を最高の条件で観測したいあなたのために、具体的な見頃の時期や方角、肉眼で楽しむための場所選びのコツ、さらには初心者でも挑戦できる撮影方法まで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。
この記事を読めば、あなたもきっと、一生忘れられない星空体験ができるはずです。さあ、2025年の夜空へ、壮大な光の川を探す旅に出かけましょう!
2025年の天の川、見頃の時期と方角は?基本を徹底解説!
「天の川って、そもそも何なの?」そんな素朴な疑問からお答えしますね。私たちが夜空に見上げる天の川は、実は私たちが住んでいる「銀河系」そのものの姿なんです🌌。
約2,000億個もの星々が集まった巨大な円盤状の集団を、私たちはその内側から見ているというわけです。だから、無数の星の光が重なり合って、まるで光の川のように見えるんですね。
なんだかロマンチックですよね!
さて、本題の「2025年に天の川がいつ見えるのか」ですが、天の川は一年中見ることができます。しかし、最も美しく、濃く見えるベストシーズンは夏(7月〜9月頃)です!
なぜなら、この時期、地球が銀河系で最も星が密集している中心方向(いて座の方向)を向くから。まさに、天の川のハイライト部分を観測できる絶好のチャンスなんです✨。
具体的な方角ですが、夏の間は主に南の空に注目してください。日が暮れて空が十分に暗くなった頃、東の空から昇り始め、夜が更けるにつれて南の空高くへと移動し、明け方には西の空へ沈んでいきます。
見つける自信がない…という方は、まず「夏の大三角形」を探してみましょう!こと座の「ベガ」(おりひめ星)、わし座の「アルタイル」(ひこ星)、そしてはくちょう座の「デネブ」。
この3つの明るい星を結んだ三角形は、夏の夜空で非常に目立ちます。天の川は、ちょうどこのベガとアルタイルの間を流れるように見えますので、最高の目印になりますよ。
2025年で特に狙い目なのは、月明かりの影響がない新月の時期。月が明るいと、天の川の淡い光がかき消されてしまうからです。例えば、2025年7月25日や8月24日の新月前後は、最高の観測条件が整うでしょう。
七夕の7月7日ももちろん素敵ですが、最高の天の川に出会いたいなら、ぜひ新月のタイミングを狙ってみてくださいね!
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#今日の星景写真 2025年7月7日 「天の川」 撮影:2025/06/05 #木島平村 空が澄んで暗い場所では、 #天の川 が星の河として写ります。 でも、目で見ると、もやのような白い帯にしか見えません。はじめて見る人は「あれ?雲かな?」と勘違いしてしまうかもしれません。 #夏の星を見る #長野県は宇宙県 pic.x.com/bJtHfRp8vl
天の川を見上げて Photo by kanarintan Location:滋賀県 Date:2025.06 この投稿は、Instagramでの投稿をXでリポストしています! 滋賀の魅力的な風景は、しがトコInstagramもチェックしてみてね。 pic.x.com/PIxqsyvm2W
🎋七夕🎋2025年7月7日 天の川 梶の音聞こゆ 彦星と織女と今夜逢ふらしも 7月の月は半月 彦星の乗る 月の舟の形は半円だそうです pic.x.com/tOfDnhouMl
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季節や時間でどう変わる?天の川の見え方と方角の完全ガイド
天の川は、実は季節によって全く違う 表情を見せてくれるんです。多くの人がイメージする「濃くて雄大な天の川」は、先ほどお話しした通り、夏の天の川です。これは銀河系の中心方向を見ているからですね。
では、他の季節はどうなのでしょうか?
冬の天の川は、夏のそれとは対照的に、淡く繊細な姿をしています。これは、地球が銀河系の中心とは反対側、つまり銀河の外縁方向を向くためです。星の密度が低いため、控えめで儚げな印象を受けます。
空気が澄んでいる冬だからこそ見られる、通好みの天の川と言えるかもしれませんね。冬の天の川は、オリオン座のあたりを流れています。
そして、意外な狙い目なのが春先(2月〜3月)です。この時期、天の川は夜半過ぎから明け方にかけて、東の空から地平線に沿って昇ってきます。まるで龍が昇るような姿から「昇り龍」とも呼ばれ、写真家たちに人気の構図です。
春先は湿度が低く、空の透明度が高い日が多いのも魅力。夏よりも観測できる時間は短いですが、その分ドラマチックな光景に出会える可能性があります🐉。
時間帯による変化も重要です。天の川は星々と同じように、時間と共に空を移動していきます。夏の夜を例にとると、宵の口(20時〜21時頃)には南東の空に見え始め、深夜(23時〜1時頃)に南の空で最も高くなり(南中)、明け方にかけて南西から西の空へと傾いていきます。
一般的に、地平線近くは街明かりや大気の影響を受けやすいため、天の川が空高く昇る深夜帯が最も観測に適した時間と言えるでしょう。特に、天の川が頭上に垂直に近くかかる時間帯は、光害の影響を最小限に抑えられるため、最高のシャッターチャンス&観測チャンスとなります!
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今日は七夕🎋 ”天の川”は太陽系も属している、1000億個以上もの恒星が集まった銀河系の中心方向を内側から見た姿です。 夏なら7月7日でなくても見れますが、街明りや月明りの無い場所と時間帯でないと見るのが難しいです。 宇宙にいることを実感できるので、この夏ぜひ天の川を探してみてください🌌✨ pic.x.com/kaCazeZesw
返信先:@kanzakimomoko 天の川は一年中見ることができるのですよ 夏は天の川銀河の中心方向を向くので特に明るく見えやすいです。冬は天の川銀河の端の方を見るため、夏に比べて淡く見えます。冬は結構な夜中じゃないとれません。だから今の時期そんなに遅くない時間帯に見れますよ。 今年は見れるチャンスありだそう
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【2025年版】肉眼で天の川 を見る!場所選びと準備のコツ
「天の川をこの目ではっきりと見たい!」その夢を叶えるために最も重要なことは、ズバリ「場所選び」です。どんなに良い日を選んでも、場所が悪ければ天の川を見ることはできません。
最大の敵は、街の明かりである「光害(ひかりがい)」です。この光が夜空を明るく照らしてしまい、天の川の淡い光を完全にかき消してしまうのです。
では、どんな場所を選べば良いのでしょうか?ポイントは以下の通りです。
- とにかく暗い場所へ!:市街地や住宅地からできるだけ遠く離れましょう。目安としては、周囲に大きな街がない山奥や高原、海岸線などが理想的です。
光害の状況は、光害マップなどのサイトで確認できるので、出かける前にチェックするのがおすすめです。
- 視界が開けていること:特に天の川が現れる南の方角が開けている場所を選びましょう。森の中よりも、開けた牧草地や展望台、海岸などが適しています。360度見渡せる場所なら最高ですね!
- 標高が高い場所:標高が高いほど、地上の明かりや大気の影響を受けにくくなり、空の透明度が増します。車で行 ける峠や高原は絶好の観測スポットです。
日本国内には、長野県の阿智村や北海道の美瑛町、沖縄県の石垣島など、「星空の聖地」と呼ばれる場所がたくさんあります。こうした場所では、驚くほど美しい天の川に出会えるでしょう。
そして、場所に着いてからもう一つ大切なのが「暗順応」です。人間の目は、暗闇に慣れるまでに少し時間がかかります。最低でも10分〜15分は、スマートフォンの画面や車のライトなど、強い光を見ないようにしましょう。
じっと暗闇に目を慣らすと、それまで見えなかった星々や、ぼんやりとした天の川の光が浮かび上がってくるはずです。この感動的な瞬間を、ぜひ体験してください!
最後に準備物です。夏でも夜の山や海は冷え込むことが多いので、上着などの防寒具は必須。地面に寝転がって観測するためのレジャーシートや、温かい飲み物もあると快適です。
また、足元を照らす懐中電灯は、光が目に優しい赤色セロハンを貼ったものを用意すると、暗順応を妨げずに済みますよ🔦。虫除けスプレーも忘れずに!
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おはようございます 今日は七夕ですね🎋 いいお天気なので織姫と彦星が無事に会えそうですね✨ 都会ではなかなか見れない天の川、肉眼でみたらキレイに見れましたが写真で撮ったらわかりにくいかな🌌 #ライフベル淀川 #緊急連絡先 #結婚式 #披露宴 pic.x.com/jPB6qbEFES
七夕🎋⭐️ 天の川 肉眼で見てみたいなぁ 星見に行っても ことごとく曇りで見れたことない😭 七夕に食べるもんあったっけ?
おはようございます☀️ 今日は七夕🎋 ずっと天の川を肉眼で見てない🌌 ゆったりと眺められるところに行きたいな と現実逃避な月曜日の朝 今週もよろしくお願いします😊 体調にお気を付けてお過ごし下さい☘️ model : 寺尾彗さん @S_O_R_A_TERAO #寺尾彗 #チェリッシュ撮影会 #portrait #α7CII pic.x.com/gQTBjJALbu
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初心者でも撮れる!天の川の撮影方法とカメラ設定の基本
「この感動を写真に残したい!」天の川を目の前にすると、きっとそう思うはずです。難しそうに感じる天の川撮影です が、ポイントさえ押さえれば初心者でも美しい写真を撮ることが可能です。
ここでは、一眼レフやミラーレスカメラを使った基本的な撮影方法をご紹介します📸。
【必要な機材】
- カメラ:マニュアル設定ができる一眼レフかミラーレス一眼カメラ。
- レンズ:できるだけ広角(焦点距離35mm以下が目安)で、明るい(F値が小さい)レンズが理想です。F2.8以下だと最高ですが、キットレンズでもF3.5などから挑戦できます。
- 三脚:必須アイテムです!星空撮影はシャッターを長時間開ける(長時間露光)ため、カメラを完全に固定する必要があります。頑丈で安定感のある三脚を選びましょう。
- レリーズ(リモートシャッター):シャッターボタンを押す際のブレを防ぐためにあると便利です。なければ、カメラのセルフタイマー機能(2秒後撮影など)で代用できます。
【基本的なカメラ設定】
まずはカメラをマニュアルモード(M)に設定しましょう。
- 絞り(F値):レンズが持つ最も小さい数値(開放F値)に設定します。例:F2.8、F3.5など。これにより、たくさんの光を取り込めます。
- シャッタ ースピード:10秒〜20秒程度から試してみましょう。長すぎると星が流れて線のように写ってしまうので注意が必要です。
- ISO感度:ISO1600〜6400の間で調整します。最初は3200くらいから始め、写真の明るさを見ながら調整するのがおすすめです。上げすぎるとノイズが増えるのでバランスが大切です。
- ピント合わせ:ここが最重要ポイント!オートフォーカス(AF)は効かないので、マニュアルフォーカス(MF)に切り替えます。ライブビュー機能で画面を最大まで拡大し、一番明るい星が点になるようにピントリングをゆっくり回して合わせます。
無限遠(∞)マークに合わせるのが基本ですが、微調整が必要です。
これらの設定で一度撮影してみて、画像の明るさや星の写り方を確認し、シャッタースピードやISO感度を微調整していくのが成功への近道です。最初はうまくいかなくても、何度か試すうちにきっとコツが掴めますよ!
関連メディア
天の川撮影の基本的な機材、タイミング、場所、カメラ設定について、初心者にも分かりやすく解説されています。月の影響についても触れられており、これから撮影を始める方には必見の動画です。
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◆夏の星雲◆今日は七夕・・ところで、天体観測は冬が良いといわれるが、星の多さでは夏。星を観測したい!という入門者にも、この時期が最適。夏は惑星が見やすく流れ星も多い。天の川も見えるので、初心者には観測しやすいそう。 器 pic.x.com/ZcOdJX7MJ9
#七夕🎋 #畑 #トマト #ミニトマト #初心者🔰 おはようございます😊 まだ天の川を一回も見た事ない私🤣 今日もたくさんの収穫です🍅 毎日サラダが美味しいですが……サラダの前に私が数個……食べちゃいます☺️ 取りたては美味しいです✨️ pic.x.com/x4uUgpFSq6
参考リンク
もっと楽しむ!天の川観測アプリと2025年の注目天文現象
天の川観測や撮影を、さらに楽しく、そして確実にしてくれるのがスマートフォンのアプリです📱。今や高機能な星空アプリがたくさんあり、観測の強力な味方になってくれます。
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