尾花栗毛の馬体と個性的なキャラクターで人気を集めたヴェローチェオロ。現役引退後はJRA馬事公苑にて、第二の馬生を送っている。今回は各地で話題を集める引退競走馬の“現在”をテーマに、どのような生活を送っているのか、編集部員が訪れた。
(取材・文 netkeiba編集部) ヴェローチェオロは父ゴールドシップ、母プレシャスライフ、母の父タイキシャトルという血統。20年夏にデビューし、21年冬にグレイトフルS(3勝クラス)を制してOP入り。
菊花賞やドバイゴールドCに参戦したほか、母父譲りの尾花栗毛も注目を集め、23年春に現役を引退した。 JRA馬事公苑は「馬事文化の普及」を目的にした拠点として、競技会・イベントの開催に加え、サラブレッドをはじめポニーや中間種など約60頭ほどの馬を繋養。
ヴェローチェオロは引退後、故郷の千代田牧場で繋養されていたが、馬事公苑所属が決まり、リトレーニングをスタート。現在は障害馬術の競技会やホースショーの練習、ファンの前に出るため鍛錬を積んでいる。
出典: ヴェローチェオロは「やんちゃだけど自分を持っている」 JRA馬事公苑で送る“第二の馬生”とは

鮮やかな尾花栗毛と愛らしい個性で、多くの競馬ファンを魅了した一頭の競走馬、その名はヴェローチェオロ。父ゴールドシップ譲りの「イケメン」な容姿と、「陽キャ」とも称されるやんちゃな性格で、引退後もSNSを中心にその動向が注目されています。

彼の存在は、引退馬のセカンドキャリアへの関心が高まる中で、特に大きな注目を集めています。やんちゃで愛らしい振る舞いや、他の馬との交流、イベントでの様子などがファンを惹きつけ、今なお継続的な話題を提供し続けているのです。

競走馬としてのキャリアを駆け抜け、惜しまれつつ引退した彼が、今、どのような『第二の馬生』を送っているのか?彼の愛されキャラの秘密から、引退後の最新情報まで、ヴェローチェオロの魅力を深掘りします。

彼の個性や近況を知りたいというあなたの期待に、この記事がきっとお応えできるはずです。

ヴェローチェオロの『愛されキャラ』:イケメンと陽キャの魅力

尾花栗毛の美しい馬体と、キラリと輝く流星。その端正な顔立ちから「イケメン」として多くの競馬ファンを虜にしてきたヴェローチェオロ。彼の魅力は容姿だけではありません。

あの名馬ゴールドシップを父に持つ彼ならではの、どこかコミカルで愛らしい性格が「陽キャ」とも称され、多くのファンを魅了し続けています。特に有名なのは、父譲りの「舌ベロベロ」出す癖。

レース中や普段の生活の中で見せるこの仕草は、まさに彼のトレードマークとなっていますね!😂

JRA馬事公苑の担当者である中山幸治さんは、ヴェローチェオロの性格を「やんちゃだけど自分を持っている」と表現しています。イベントでたくさんのファンに囲まれても物怖じせず、堂々とした姿を見せる彼の姿は、まさに芯の強さの表れでしょう。

また、人懐っこく、カメラを向けると不思議と目線をくれるサービス精神旺盛な一面も、彼が愛される理由の一つです。現役時代は、同期のステラヴェローチェとは同じ須貝厩舎所属で、仲良しコンビとしても知られていましたね。

そんな彼らの微笑ましいエピソードは、ファンの間で度々話題になっていました。

ヴェローチェオロの愛らしい行動はSNSでも大人気!TikTokでは「#ヴェローチェオロ」で多くの関連動画が投稿され、その人気ぶりがうかがえます。実際の彼の様子をぜひチェックしてみてくださいね!

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TikTok動画を読み込み中...

YouTubeで公開されている『【競馬】ゴルシ産駒のイケメン貴公子!!ヴェローチェオロ【ゆっくり解説】』と題された動画でも、彼のイケメンぶりや「舌ベロベロ」な個性、やんちゃな振る舞いが詳しく紹介されており、彼のキャラクターがいかにユニークであるかが分かります。

彼のちょっとした仕草一つ一つが、ファンの心を掴んで離さない特別な魅力となっているのです。

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ヴェローチェオロの競走馬としての軌跡:セレクトセールから引退まで

ヴェローチェオロの物語は、2018年のセレクトセールから始まりました。この当歳(とうさい)セールで、彼は1,550万円(税別)という価格で落札され、その未来に大きな期待が寄せられました。

華やかな競走馬としての第一歩を踏み出したのです。🐴

そして2020年8月30日、札幌競馬場での2歳新馬戦(芝1800m)で待望のデビューを飾ります。この初陣で彼は見事なデビュー勝ちを収め、関係者やファンを驚かせました。

須貝調教師も「予想以上に強かった」と語るほど、その走りは強烈なインパクトを残しました。まさに素質馬の片鱗を見せた瞬間だったと言えるでしょう。

その後も、菊花賞やドバイゴールドカップといった大舞台に挑戦し、常にトップレベルでの活躍を目指しました。特に、海外遠征であるドバイゴールドカップ参戦は、彼の競走馬としてのチャレンジ精神を象徴する出来事です。

しかし、そんな彼のキャリアを阻んだのが、長期にわたる脚元の怪我でした。怪我からの復帰戦となった2023年2月のダイヤモンドステークスでは、本来の力を発揮できず大敗。

このレースが、彼の現役生活に終止符を打つきっかけとなった可能性が指摘されています。そして、2023年3月11日、惜しまれつつもJRAの登録を抹消し、現役を引退することになりました。

彼の競走馬としての軌跡は、まさに栄光と試練の連続でした。その経歴を振り返ることで、彼の愛されキャラがどのように形成されていったのか、より深く理解できるのではないでしょうか。

ヴェローチェオロの現役時代の活躍を、こちらのYouTube動画でも振り返ることができます。

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引退後のヴェローチェオロ:JRA馬事公苑での『第二の馬生』と近況

多くのファンに惜しまれつつ現役を引退したヴェローチェオロですが、彼の物語はここで終わりではありません。彼は現在、東京世田谷にあるJRA馬事公苑で「第二の馬生」を送っています。

ここは「馬事文化の普及」を目的とした施設で、多くの馬たちが暮らしており、ヴェローチェオロもその一員として新たな役割を担っているのです。🍀

JRA馬事公苑では、競技会やイベントが定期的に開催されており、ヴェローチェオロも積極的にこれらの活動に参加しています。特に、2025年5月のゴールデンウィークに開催されたJRAホースショーでは、彼の放牧展示が行われ、元気いっぱいの姿が多くのファンを喜ばせました。

その愛らしい姿はSNSでも話題となり、ファンが投稿する写真や動画が彼の近況を伝えています。彼のやんちゃで賢い性格が、イベントでもいかんなく発揮されているようですね!

JRA馬事公苑の担当者は、ヴェローチェオロがイベントで集まるファンにも動じず、芯の強さを見せていると語っています。これはまさに、彼の持つ「自分を持っている」という個性の表れでしょう。

彼の存在は、引退した競走馬たちが新たな居場所を見つけ、セカンドキャリアを築くことの重要性を私たちに教えてくれます。馬事公苑での彼の活躍は、競馬ファンだけでなく、動物に関心のある一般の方々にも引退馬の現状と未来について考えるきっかけを与えているのです。

ヴェローチェオロがホースショーで元気に過ごす様子は、YouTube動画でも確認できます。ぜひ、彼の可愛らしい姿を見て癒されてください!

彼はこれからもJRA馬事公苑の顔として、多くの人々に馬の魅力を伝え続けてくれるでしょう。彼の活躍から、目が離せませんね!

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まとめ

多くの競馬ファンを魅了し続けるヴェローチェオロは、その美しい尾花栗毛の容姿と、父ゴールドシップ譲りの「イケメン」「陽キャ」な個性で、まさに唯一無二の存在です。セレクトセールでの期待から始まり、新馬戦での鮮烈なデビュー、そして菊花賞やドバイゴールドカップへの挑戦といった輝かしい競走馬としてのキャリアを駆け抜けました。しかし、脚元の怪我という試練を乗り越え、2023年3月11日に惜しまれつつも現役を引退。その引退は多くのファンに衝撃を与えましたが、彼の物語は終わっていません。

現在はJRA馬事公苑で「第二の馬生」を力強く歩んでいます。ここでは、競技会やホースショーといったイベントに積極的に参加し、その愛らしい姿で多くの来場者を魅了しています。特に、2025年5月のJRAホースショーでの元気な姿は、ファンに大きな喜びを与えました。彼の「やんちゃだけど自分を持っている」という性格は、引退後も変わらず、ファンとの交流を通じてその魅力を発揮し続けています。SNS上では彼の近況写真や動画が頻繁に共有され、引退後も彼の動向は常に注目されています。

ヴェローチェオロの存在は、単なる元競走馬という枠を超え、引退馬のセカンドキャリアという重要なテーマに新たな光を当てています。彼の活躍は、競馬ファンだけでなく、一般の人々にも馬への関心、そして引退馬たちが安心して暮らせる社会の重要性を伝える象徴となっています。これからもヴェローチェオロがJRA馬事公苑で多くの人々に笑顔と癒しを与え、愛され続ける存在であることでしょう。彼の今後の活躍に期待し、温かい眼差しで末永く見守っていきましょう!