東急電鉄は10月11日、同9日に行った「池上線フリー乗車デー」で配布した無料乗車券が21万3808枚だったと発表した。当日はツイッターで「池上線」「戸越銀座」がトレンド入りするなど、SNSでも盛り上がりを見せた。

出典: 「池上線フリー乗車デー」無料配布チケットが21万枚に ツイッタートレンド入りも - 品川経済新聞

最近SNSで「エモい」「散歩にいい」って見かける「池上線」。正直、都心にありながらも「地味な路線」ってイメージだったから、なんで今更?って気になってたんだよね。

五反田と蒲田を結ぶ、たった3両編成の短い電車。でも調べてみたら、そのイメージを覆すアツい事実が次々と出てきてびっくり。なんでも、過去には「全線無料」というとんでもないイベントをやって、日本中をザワつかせたことがあるらしい。

地味だなんて思っててごめん…!多くの人が惹きつけられる「生活名所」としての池上線の魅力、その秘密を徹底的に調べてみたよ。

「都会のローカル線」って何?池上線が持つ独特の魅力

池上線が「エモい」って言われる理由、まず知りたかったのはそこ。調べてみると、この路線、五反田と蒲田を結ぶ全長約11kmの短い路線で、都心なのに3両編成の電車がコトコト走ってるんだって。

この「都会のローカル線」感が、まず心をくすぐるポイントみたい。沿線には、歴史ある池上本門寺や、のんびりできる洗足池公園、そして食べ歩きが楽しい戸越銀座商店街なんかもあって、まさに「ぶらり途中下車の旅」にぴったり。

西島三重子さんの名曲『池上線』が持つ、あのどこか切なくて懐かしいイメージも、世代を超えてこの路線の情緒的な雰囲気を形作ってるみたい。最近ではアニメ『2.5次元の誘惑』の舞台にもなってて、聖地巡礼で訪れる若いファンも増えてるんだとか。

ただの古い路線じゃなくて、新しいカルチャーとも繋がってるのが面白いよね。

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日本中が注目!伝説の「池上線フリー乗車デー」の衝撃

池上線の名前を多くの人に知らしめたのが、2017年10月9日に行われた「開通90周年記念フリー乗車デー」。なんと、首都圏の大手私鉄が丸一日、全線を無料にするっていう前代未聞のイベントだったんだ。

このニュースはSNSで爆発的に拡散されて、「#池上線」や「#戸越銀座」がトレンド入り。普段は池上線を使わない人たちも「タダなら行ってみよう!」って大挙して押し寄せた結果、駅によってはホームに入りきれない人が出るほどの大混雑に。

電車に乗り切れない「積み残し」まで発生するなんて、まさに社会現象。この一日で、池上線が持つポテンシャルの高さが証明された感じがするよね。このイベントが、池上線の「地味だけど面白い」っていうイメージを決定づけたんだな、って納得。

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仕掛け人がいた!東急電鉄の「生活名所」プロジェクトがすごい

このブーム、実は自然発生的なものだけじゃなかった。仕掛け人である東急電鉄が、2017年から「生活名所」プロジェクトっていうのを始めて、沿線の魅力を再発掘してたんだ。

下町情緒あふれる街並みや、地域の人々の暮らしに根付いたスポットを「生活名所」として発信することで、「観光地じゃないけど、なんだか良い」っていう池上線の魅力を伝えてきた。

さらに、池上駅周辺では「リノベーションプロジェクト」も進んでて、街自体をどんどん面白くしようとしてる。ただ、SNSで「空いてて良い」って言われがちだけど、朝のラッシュ時、特に五反田方面は普通に混むらしいから、そこは注意が必要かも。

最近では、沿線のお店で使えるチケットと一日乗車券がセットになった「よもやまチケット」も発売されてて、ますます散策が楽しくなりそう!こういう鉄道会社の熱意が、地域を巻き込んで大きなムーブメントになってるって、なんかいいよね。

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地味な電車だと思ってて、ごめん。

今回、池上線がなぜ今注目されているのかを調べてみて、正直驚きの連続だった。「地味」っていう第一印象は、知れば知るほど「奥深い」に変わっていった感じ。レトロな魅力だけじゃなく、鉄道会社や地域の人たちが一体となってその価値を再発見し、盛り上げようとしている熱量に、なんだか感動しちゃった。

SNSで「エモい」って言葉だけで消費されがちだけど、その裏にはちゃんとしたストーリーや人の想いがあるんだなって。まだ乗ったことがない人も、昔乗ってたなって人も、今の池上線に会いに行ってみたら、きっと新しい発見があるはず。

私も今度の週末、カメラ片手にぶらり旅してみようかな。