徳島県阿波市の徳島自動車道で14日正午過ぎ、愛媛県の伊予鉄バスの高速バスとトラックが正面衝突し炎上する事故がありました。午後4時35分時点で2人が死亡し、重傷は5人ということです。
現場は徳島県阿波市市場町の徳島自動車道。14日午後0時25分過ぎに「高速でバスとトラックがぶつかった」と警察に通報がありました。警察によりますと現場は片側1車線の対面通行で、利用客12人が乗った高速バスとトラックが正面衝突し炎上しました。
午後4時35分時点で、トラックの男性運転手とバスの利用客1人が死亡。利用客5人が重傷、このほか6人が軽傷と見られています。
出典: 伊予鉄の高速バスとトラックが正面衝突し炎上 徳島自動車道 2人死亡し重傷5人か 病院に搬送【愛媛】|FNNプライムオンライン
2025年7月14日、徳島自動車道で発生した伊予鉄バスの高速バスが関わる痛ましい事故のニュースは、多くの人々に衝撃を与えました。この影響で「伊予鉄バス」というキーワードが大きな注目を集めています。
しかし、多くの人が検索する中で、特定の車両番号「伊予鉄バス 5620」についての情報も求められています。この車両は、事故とは直接関係ありません。では、この「5620」号車とは一体どのようなバスなのでしょうか?
この記事では、現在トレンドとなっている伊予鉄バスの状況を踏まえつつ、多くの人が知らない「5620」号車という一台のバスに焦点を当てます。バスマニアはもちろん、福岡への旅行を考えている方、そして地元の交通を支えるバスの安全性に関心を持つすべての方へ。
この車両が走る路線、快適な車内設備、そして伊予鉄バスが目指す未来について、独自の視点で深く掘り下げていきます。車両番号と路線番号の違いといった、多くの人が混同しがちなポイントもスッキリ解説します!
伊予鉄バス5620号車とは?基本スペックと高速バスとしての顔
まず、「伊予鉄バス 5620」というキーワードの主役であるこの車両の正体から見ていきましょう。この5620号車は、伊予鉄バスが所有する高速バス専用の車両です。
バスに詳しい方ならピンとくるかもしれませんが、車種は日野自動車の「セレガHD」というモデルで、型式は「2RG-RU1ESDA」です。2018年に導入された比較的新しい車両で、長距離運行を主な任務としています。🚌
外観の大きな特徴は、伊予鉄バスの高速バスの標準色である鮮やかなオレンジ一色のカラーリング。余計な装飾がないシンプルなデザインは、逆に存在感を際立たせています。
所属しているのは松山室町営業所で、ここを拠点に四国と各地を結ぶ重要な路線を担っています。
車内は、長距離移動の快適性を最優先に考えられた3列独立シート仕様となっており、定員は28名。隣の席を気にすることなく、プライベートな空間でリラックスして過ごせるように設計されています。
この5620号車は、単なる移動手段としてだけでなく、快適な旅の空間を提供する「走るおもてなし」の役割を担っているのです。次のセクションでは、このバスが主にどの路線で活躍しているのかを詳しく見ていきます。
参考リンク
「道後エクスプレスふくおか号」で活躍!5620号車の運行路線と車内設備
伊予鉄バス5620号車の主な活躍の舞台は、松山と福岡(博多)を結ぶ夜行高速バス「道後エクスプレスふくおか号」です。この路線は、四国と九州を結ぶ大動脈であり、ビジネスや観光で多くの人々が利用しています。🌙
夜通し走る長距離路線だからこそ、車内の快適性は非常に重要です。5620号車をはじめとするこの路線の車両は、乗客がぐっすり休めるように様々な工夫が凝らされています。
まず、前述の通りシートは3列独立式。各座席にはプライベートカーテンが設置されており、周りの視線を気にせず眠りにつくことができます。さらに、足を伸ばせるレッグレストや足置き台( フットレスト)、そして寒い夜には欠かせない毛布やスリッパ、おしぼりといったアメニティも完備。
もちろん、車内後方にはトイレも設置されているので、長時間の移動でも安心です。
一点、注意したいのが座席のコンセントの有無です。公式サイトによると、共同運行会社の車両にはコンセントがありますが、伊予鉄バス担当便(5620号車など)にはコンセントの記載がありません。
スマートフォンなどの充電は、乗車前に済ませておくか、モバイルバッテリーを持参するのが賢明でしょう。とはいえ、これだけの充実した設備があれば、松山から福岡までの約8〜9時間のバス旅も、まるで自分の部屋でくつろいでいるかのように快適に過ごせるはずです。✨
関連ポスト / SNSの反応
#ConvoyV8の乗車レポ 今回は約1年半ぶりに道後エクスプレスふくおか号で松山へ向かいます。前回と同じ伊予鉄バスの便に乗車します。乗車します車両は2度目の乗車となります、室町営業所の愛媛200か5682でした。 伊予鉄バス 室町営業所 愛媛200か5682 形式 2RGーRU1ESDA(2020年式) pic.x.com/fdW4ct4MEr
ツインボーイ・福岡-ウリセンは営業中です!北九州市と松山市を結ぶ「松山・小倉フェリー」は利用客の減少や燃料価格の高騰などから6月末をもって運航を終了します。当店にもゆかりが有るこのコースの終了は残念ですが、時代の流れですね。代わりに伊予鉄バスの夜行をどうぞ。twinboy7.jimdofree.com pic.x.com/yHQ05VOrkY
参考リンク
【路線バスの話】ややこしい?伊予鉄バスの56番、52番、51番を徹底解説!
「伊予鉄バス 5620」と検索すると、関連キーワードに「56番」「52番」といった数字が出てきます。ここで注意したいのは、これらは車両番号ではなく、路線バスの「系統番号」であるということです。
5620号車のような高速バスとは全く別の、松山市内を走る一般の路線バスの話になります。混同しやすいポイントなので、ここでスッキリ整理しておきましょう!🤔
56番線:三津港へ向かうノスタルジックな狭隘路線
「56番」は、松山市駅から三津浜地区を結ぶ「北吉田・アイテムえひめ前・三津港線」です。この路線の特徴は、なんといってもその道幅の狭さ!YouTubeにも前面展望動画がアップされるほどで、バスがギリギリですれ違うスリリングな区間もあります。
そのため、大型バスではなく中型や小型のバスが使われることが多い、マニア心もくすぐる路線です。
52番/53番線:松山の空の玄関口を結ぶ大動脈
「52番」と「53番」は、JR松山駅や松山市駅といった中心市街地と松山空港を結ぶ重要な「松山空港線」です。観光客やビジネス客が頻繁に利用するため、便数も多く、大きなスーツケースを持った乗客に対応できるリムジンバスタイプの車両が主に活躍しています。
まさに松山の玄関口を支える大動脈と言えるでしょう。✈️
51番線:スポーツの聖地へ!松山中央公園線
「51番」は、松山市駅から「松山中央公園線」として運行され ています。松山中央公園には、プロ野球も開催される「坊っちゃんスタジアム」や「マドンナスタジアム」といったスポーツ施設が集まっています。
試合やイベントがある日には、多くの観客を運ぶために臨時便が出ることもあります。⚾
このように、同じ数字でも車両番号と路線番号では全く意味が異なります。5620号車は高速バス、56番や52番は市内の路線バス、と覚えておくと良いでしょう。
関連メディア
伊予鉄バス屈指の狭隘路線として知られる56系統三津港線の前面展望動画。スリリングな運行の様子がよくわかります。
%3D%3D
関連ポスト / SNSの反応
伊予鉄バス 5228 松山市駅8:15発 52系統 松山空港行 ※所定:5694
#noribus 伊予鉄バス 日野レインボー(SKG-KR) 愛媛200か5502 三津港線
7/7 伊予鉄バス 愛媛200 か •306(KK-HR1JKEE) 夕方の松山中央公園線にKK-HRが登板。 HRのラッピング車がこの路線に入る事は少ないので良い撮影ができました。 pic.x.com/p3sUjEDfZ8
参考リンク
伊予鉄バスの今:重大事故の発生と未来への挑戦
今、伊予鉄バスについて語る上で、2025年7月14日に発生した高速バスの事故は避けて通れません。徳島自動車道で、神戸に向かっていた高速バスが対向のトラックと正面衝突し、運転士と乗客の2名が亡くなるという、大変痛ましい事故でした。
伊予鉄バスの発表によると、相手方トラックのタイヤがパン クし、センターラインを越えてきたことが原因とみられています。**もちろん、この記事で取り上げている5620号車はこの事故とは一切関係ありません。
** しかし、同じ会社のバスとして、多くの人が安全性に不安を感じるのは当然のことです。
伊予鉄バスはこの事故を厳粛に受け止め、「あらゆる事態に備えた防衛運転を徹底し、再発防止に全力で取り組んでまいります」とコメントしています。同社は以前から、公益社団法人日本バス協会による「貸切バス事業者安全性評価認定制度」で一つ星の認定を受けるなど、安全確保への取り組みは行ってきました。
今回の事故を教訓に、さらなる安全対策の強化が求められます。
一方で、伊予鉄バスは未来に向けた挑戦も積極的に行っています。2025年1月には、国内メーカー製の大型EV路線バスを全国で初めて導入しました。環境に配慮した静かでクリーンなバスは、これからの公共交通のスタンダードになるかもしれません。
さらに驚くべきは、2024年12月から高浜地区で運行を開始した「自動運転レベル4」の完全自動運転バスです。これは、特定の条件下で運転操作を全てシステムが行うというもので、全国初の試みとして大きな注目を集めています。
悲しい事故があった一方で、こう した未来への投資と挑戦を続けているのもまた、伊予鉄バスの一つの姿なのです。今後の安全への取り組みと、新しい交通サービスの展開の両方に、私たちは注目していく必要があります。🙏
関連メディア
伊予鉄バスの現役女性運転士が、安全運行に欠かせないミラーの確認方法を解説する公式動画。日々の安全への意識が伝わってきます。
%3D
関連ポスト / SNSの反応
伊予鉄バスの事故、乗客の死者出てるじゃん、もう片側1車線の高速道路運用するのやめよう、片側1車線の高速道路じゃなかったら失われなかった命があまりにも多すぎるから
「トラックがセンターラインをはみ出してきた」とバス運転手 高速で事故 2人死亡12人けがうち5人重傷-Yahooニュース news.yahoo.co.jp/articles/fc9b7… 本日の伊予鉄バスの事故の件、対向車線のトラックがはみ出してきていたようです。
返信先:@smile_mtkmayu 私も先々週末、大阪に行く便に乗ったばかりでした 『伊予鉄バス オレンジライナー号』まさか地元のバス会社が事故にあったなんて・・ショックですね
参考リンク
【バスマニア向け】伊予鉄バス5620号車の魅力と撮影スポット考察
最後に、少しマニアックな視点から5620号車の魅力に迫ってみましょう。この車両のファンや、バスの写真を撮るのが好きな方々が注目するポイントはどこでしょうか。📸
まず、乗り心地の良さは特筆すべき点です。日野セレガHDは、その静粛性と安定した走行性能に定評があります。特に2018年式の「2RG-RU1ESDA」は、改良されたエンジンとサスペンションにより、長時間の乗車でも疲れにくいのが特徴です。
3列独立シートのゆったりとした座席に身を任せれば、夜行バスとは思えないほどの静かで快適な時間を過ごせます。窓から見える瀬戸内海の夜景や、朝日に照らされる福岡の街並みは、旅の素晴らしい思い出になるでしょう。
次に、撮影対象としての魅力です。5620号車のシンプルなオレン ジ一色のデザインは、写真映えする美しいカラーリングです。ごちゃごちゃしたラッピングがない分、車両そのもののフォルムの美しさが際立ちます。
撮影スポットとしては、始発・終着点である松山市駅バスターミナルや福岡の博多バスターミナルが定番です。乗客の乗り降りの合間や、発車前の待機時間を狙えば、じっくりと撮影することができるでしょう。
また、高速道路上のサービスエリアやパーキングエリアで休憩停車中に撮影するのも良い機会です。昼間の光の下で見るオレンジの車体は、また違った表情を見せてくれるはずです。
バスマニアの方々は、ぜひ一度、この5620号車の雄姿をその目で確かめ、カメラに収めてみてはいかがでしょうか。
関連ポスト / SNSの反応
バス停写真集です😸 伊予鉄バス・神姫バス・ウイング神姫です👍 pic.x.com/LTRlqAM2B5
【伊予の交通】 伊予鉄バスの日野メルファ イヨテツスポーツセンター送迎車のお下がり 三崎特急減便でニート気味? いつの間にか自転車ラック無くなってました… 運転席側の小ぶりなロゴとワイパー間の金具がラック付きだった証 ナンバープレート位置は戻されています。 (愛媛200か5623) pic.x.com/pWZrwZ4c4s
まとめ:伊予鉄バス5620号車の真実と、私たちが知るべきこと
今回は、大きな事故のニュースで注目が集まる「伊予鉄バス」の中でも、特定の車両「5620号車」に焦点を当てて深掘りしました。
まず重要な点として、2025年7月14日の徳島道での痛ましい事故と、この記事で紹介した5620号車は全く関係ありません。 5620号車は、主に松山と福岡を結ぶ夜行高速バス「道後エクスプレスふくおか号」で活躍する、日野セレガHDという安全で快適な車両です。
プライベートカーテン付きの3列独立シートや充実したア メニティで、長時間の移動をサポートしてくれます。
また、検索で混同されがちな「56番」「52番」といった数字は、車両番号ではなく、三津港や松山空港などへ向かう市内路線バスの系統番号であることも解説しました。
この違いを理解するだけで、バスの情報がぐっと分かりやすくなります。
伊予鉄バスは、今回の事故を重く受け止め、再発防止に全力を尽くすとしています。その一方で、全国に先駆けたEVバスや自動運転レベル4バスの導入など、未来の公共交通に向けた先進的な取り組みも進めています。
一連の報道に接し、不安を感じる方も多いと思いますが、一つの側面だけでなく、こうした多角的な視点から企業活動を見ていくことも大切です。
この記事が、伊予鉄バス5620号車という一台のバスへの理解を深めるとともに、日々の安全運行を支える人々や、これからの公共交通のあり方について考えるきっかけとなれば幸いです。