気象庁はさきほどから会見を行い、トカラ列島近海で続く地震について「非常に活発な地震活動が続いている」として、当分の間、震度5弱程度の地震に注意するよう呼びかけました。 この動画の記事を読む> https://news.ntv.co.jp/category/society/3a1a321690b74866a060da512fdc12ae また、揺れが強かった地域では落石や崖崩れなどが起こりやすくなっている可能性があるため、地震活動がおさまるまでは、揺れや雨に注意してほしいということです。 トカラ列島近海では先月21日から地震活動が非常に活発となり、先月30日と今月2日には最大震度5弱の揺れを観測する地震が発生しています。 また、体に感じる揺れは2日午後4時までに900回を超えているということです。
「また地震か…」と不安になることが多い私たち日本人にとって、気象庁が発表する「緊急地震速報」は、まさに命を守るための重要な情報です。あの独特なアラーム音に、心臓がドキッとした経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
最近も、トカラ列島や能登地方などで活発な地震活動が続き、気象庁からの情報に注目が集まっています。しかし、その一方で「自分のスマホは鳴らなかったけど、どうして?」「速報が来たのに揺れなかった。誤報だったの?」といった疑問や不安の声も少なくありません。
この記事では、そんなあなたの疑問に徹底的にお答えします! 緊急地震速報がP波とS波の速度差を利用して私たちに「猶予時間」を与えてくれる基本的な仕組みから、多くの人が知らない「警報」と「予報」の違い、そして2023年から新しく加わった「長周期地震動」への対応まで、どこよりも分かりやすく解説。
さらに、「鳴らない」「誤報」がなぜ起こるのか、その技術的な限界にも踏み込みます。この記事を読めば、緊急地震速報を正しく理解し、いざという時に本当に役立つ知識と、具体的な行動が身につきます。
もう、不確かな情報に惑わされるのは終わりにしましょう!
そもそも緊急地震速報とは?P波とS波で命を守る仕組み
「緊急地震速報」と聞くと、多くの人がスマートフォンから鳴り響くあのアラーム音を思い浮かべるかもしれませんね。でも、一体どんな仕組みで、私たちの元に届いているのでしょうか?🤔
まず、緊急地震速報の最大の目的は、強い揺れ(S波)が来る前に、そのことを知らせてくれることです。地震が発生すると、震源からは2種類の波、P波とS波が同時に発生します。
P波は「初期微動」とも呼ばれ、揺れは小さいですが伝わるスピードが速いのが特徴。一方、S波は「主要動」と呼ばれ、大きな揺れを引き起こしますが、P波よりも伝わるのが遅いのです。
気象庁は、このP波とS波の速度差を巧みに利用しています。震源の近くにある地震計が、まず先に到着するP波をキャッチ! すると、コンピュータが即座に「どこで、どれくらいの規模の地震が起きたか」を分析します。
そして、各地でのS波の到達時刻や震度を予測し、その情報を電気信号(光の速さ!)で私たちに知らせてくれるのです。
このおかげで、大きな揺れであるS波が実際に到達するまでの数秒から数十秒という貴重な「猶予時間」が生まれます。このわずかな時間こそが、机の下に隠れたり、頭を守ったりと、私たちの命を守る行動をとるための時間になるわけです。
まさに、科学技術の結晶と言えるシステムですね!✨
もちろん、震源に非常に近い場所にいる場合は、P波とS波がほぼ同時に到達するため、速報が間に合わないこともあります。しかし、少しでも離れた場所にいる多くの人にとっては、この速報が避難行動のきっかけとなり、被害を大きく減らすことに繋がるのです。
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【図解で解説】地震波グラフの読み方 中学地学の1つの山場がこの「地震波グラフの読み方」 波形から、P波・S波が到達した時間が分かります!P波とはPrimary(第一の)の頭文字からも分かるように、先に到達する速い波。初期微動継続時間は、P波が到達してからS波が到達するまでの時間の差のことです! pic.x.com/h5DywNvtuZ
返信先:@Karsaiokinawa NERV防災アプリオススメです! P波とS波(理科で習うやつ)を感知して、あと何秒で地震がくるかを教えてくれます! pic.x.com/CsWYBLcaPJ
大きい地震あるたびに緊急地震予報の仕組みをメディアで解説してくれるからね。 【海外の反応】海外「日本は地震を予知できるだと…!?」日本の英知である緊急地震速報の精密さに世界中が衝撃 youtu.be/rVvBMxP2bFw?si… @YouTubeより
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「警報」と「予報」の違いは?長周期地震動の新基準も解説
実は、緊急地震速報には「警報」と「予報」の2種類があることをご存知でしたか? 私たちが普段テレビやスマホで受け取るのは、主に「警報」の方です。これは、不特定多数の人々に向けて広く発表されるもので、いわば一般向けの速報です。
「警報」が発表される基準は、最大震度が5弱以上と予測された場合です。そして、震度4以上が予測される地域に対して、あの聞き慣れたアラーム音と共に情報が伝えられます。
つまり、「警報」が鳴るということは、比較的大きな揺れが来る可能性が高い、というサインなのです。
一方、「予報」は、鉄道事業者や工場など、より詳細な情報を必要とする特定の事業者向けに提供される、いわばプロ向けの速報です。こちらは、震度3以上またはマグニチュード3.5以上といった、より小さな揺れから情報が発表され、より詳細なデータが含まれています。
そして、最近の大きな変化として、2023年2月から「長周期地震動」という新しい基準が追加されました。これは、特に高層ビルに大きな影響を与える、ゆっくりとした大きな揺れのことです。
この長周期地震動が「階級3」以上と予測された場合も、緊急地震速報(警報)が発表されるようになったのです。🏙️
なぜなら、長周期地震動は、高層階にいる人を大きく揺さぶり、家具が移動したり転倒したりする危険性が非常に高いからです。この新しい基準のおかげで、タワーマンションの高層階に住んでいる人や、高層ビルで働いている人も、より早く危険を察知し、身を守る行動がとれるようになりました。
自分の住んでいる場所や職場が高層階の場合は、特にこの「長周期地震動」という言葉を覚えておくと良いでしょう。
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📣お知らせ:「#富岳」の成果🗻 【スーパーコンピュータ「富岳」を活用した3次元長周期地震動シミュレーション基盤を開発 -あらゆる地震発生ケースの解析により、建物の詳細な耐震安全性能の検証が可能に-】 🔽詳細はこちら(大成建設(株)ウェブサイト) taisei.co.jp/about_us/wn/20…
基本的には、暴騰派だけど、 免震は長周期地震動には弱いなどの話もあるし、 共同溝ないエリアのタワマン高階層は一定期間ライフライン使えず、現実的に住めないなんてこともありうる。 災害は本当に何が起こるかわからない。 過信しすぎず、暴騰暴落どちらに転んでも耐えうる対策が必要かなと。 x.com/wanganbroly/st…
緊急地震速報:第7報(終)予報 震源地:茨城県沖(36.7N 141.0E) 深さ:110km マグニチュード:M4.7 推定最大震度:3 尚、これは地震早期警報システムにより発表された速報値で正確な情報ではありません。 正確な情報はテレビ、ラジオ、気象庁HP等でご確認下さい。 pic.x.com/SY4rXcV9xJ
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なぜ?緊急地震速報が「鳴らない」「誤報」になるカラクリ
「周りの人のスマホは鳴ったのに、自分のは鳴らなかった…」「速報が来たのに全然揺れなかった!」こんな経験、ありませんか?実は、これにはちゃんとした理由があるんです。
緊急地震速報は万能ではなく、いくつかの特性と限界があることを理解しておくことが大切です。
【鳴らないケースの主な原因】
- 震源に近すぎる: 猶予時間がほとんどなく、速報が揺れの到達に間に合わないことがあります。
- 予測震度が基準未満: あなたのいる場所の予測震度が、警報の基準(震度4以上)に達していなかった場合、対象地域外となり鳴りません。
- スマホの設定や電波状況: 意外と多いのがこのケース。通知がオフになっていたり、マナーモードだったり、機内モードだったり…。また、通話中や電波の悪い場所にいると受信できないこともあります。
一度、設定を確認してみましょう!📱
【誤報が起こる主な原因】
速報が出たのに揺れないと、「また誤報か…」と少しがっかりしてしまいますよね。しかし、これもシステムの限界から起こりうることなのです。
- ノイズの誤検知: 地震計の近くで落雷があったり、機器の故障があったりすると、その振動(ノイズ)を地震の揺れだと勘違いして速報を出してしまうことがあります。
- 複数の地震の誤認識: ほぼ同じタイミングで、近い場所で2つの地震が発生すると、システムがこれを「1つの巨大な地震」だと勘違いして、規模を過大に推定してしまうことがあります。
2020年7月30日の関東地方での誤報は、これが原因とされています。
緊急地震速報は、あくまで「地震の発生をいち早く知らせる情報」であり、完璧な予知ではありません。震度の推定には±1階級程度の誤差はつきものです。こうした限界を理解した上で、「空振りはあっても、見逃しはしない」というシステムの姿勢を信じ、速報が来たらまずは「身を守る行動」を心がけることが何よりも重要です。
空振りは、防災訓練の機会と捉えるくらいの心構えが大切かもしれませんね。😌
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緊急地震速報の誤報騒ぎが発生し、多くの人々が不安に駆られました😱。正確な情報の重要性を再認識する瞬間でした📱。
返信先:@Kazukko_SK2724 かずちゃんおはよう 震度3は緊急地震速報鳴らないから、また違うビビり方になるよね😵💦
今日は(もう昨日は)昼間に 職場の事務所で 何人かの携帯電話から 緊急地震速報が鳴ったけど まったく揺れず 今夜は何の警報も鳴らないまま ちょっと揺れた ままならないものね
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その時どうする?速報受信後の正しい行動と日頃の備え
緊急地震速報が鳴った時、あなたはどうしますか?パニックにならず、冷静に行動するために、場所ごとの正しい行動を覚えておきましょう。ポイントは「あわてない、まず身の安全」です!
【屋内にいる場合】
- とにかく頭を守ることが最優先!丈夫な机やテーブルの下に隠れましょう。
- 近くに隠れる場所がなければ、クッションやカバンなどで頭を保護してください。
- 慌てて外に飛び出すのは危険です。ガラスや看板が落ちてくる可能性があります。
- 料理中などで火を使っている場合、無理に火を消しに行かず、まずは身の安全を確保。揺れが収まってから落ち着いて火の始末をしましょう。
【屋外にいる場合】
- ブロック塀や自動販売機、電柱など、倒れてきたり落ちてきたりしそうな物から離れましょう。
- カバンなどで頭を守り、近くに頑丈なビルがあれば中に避難するのも一つの手です。
【乗り物に乗っている場合】
- (車) 急ブレーキは危険!ハザードランプを点灯させ、ゆっくりと道路の左側に停車します。
- (電車・バス) つり革や手すりにしっかりつかまり、倒れないように姿勢を低くしましょう。
- (エレベーター) 最も近い階のボタンを全て押し、最初に停止した階で速やかに降ります。
そして、何よりも大切なのが日頃からの備えです。いざという時に備えて、以下のことを確認しておきましょう。
- 家具の固定: タンスや本棚、テレビなどが倒れてこないように固定する。
- 安全なスペースの確保: 寝室など、長時間過ごす場所に物が倒れてこない空間を作っておく。
- 避難場所と経路の確認: 自宅や職場からの避難場所、そこまでの安全なルートを家族と共有しておく。
- 非常用持ち出し袋の準備: 飲料水、食料、簡易トイレ、モバイルバッテリーなどを準備しておく。
地震はいつ起こるかわかりません。日頃の備えが、あなたとあなたの大切な人の命を守ります。💪
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家庭での防災知識検定練習問題 Q:自宅にいるときに緊急地震速報が鳴ったら、まずテレビをつける。 【正解】:× 【解説】:まずは頭を守る行動(安全確保)を優先してください。情報収集はその後で構いません。 #防災知識検定 #家庭の防災知識検定 投稿: 2025/08/28 16:11
緊急地震速報が鳴った時、心臓がドキッとする😨でも、冷静に行動することが大切だよ!安全な場所に避難しよう🏃♂️💨
9/1は防災の日です。 102年前の9/1、関東大震災が起こり、10万人規模の死傷者を出しました。 東京で震度6などおこり、100年以上経っても風化させてはならないと思ってます。 今後(いつかは不明)起こる首都直下や南海トラフに備えてこれを機に画像参照に防災対策お願いします。 #地震 #関東大震災 pic.x.com/ro0bmaxaTM
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アプリや訓練で万全に!緊急地震速報の最新活用法
緊急地震速報を、もっと確実に、もっと有効に活用するための最新の方法をご紹介します。テクノロジーと日頃の訓練を組み合わせることが、防災力を高めるカギです!🔑
【スマホアプリを賢く活用しよう】
携帯キャリアからの速報だけでなく、専門の防災アプリをインストールしておくことを強くお勧めします。これらのアプリは、気象庁から配信されるより詳細な「予報」情報を基にしているため、より早く、きめ細やかな情報を得られる可能性があります。
- 「特務機関NERV防災アプリ」: デザイン性の高さと情報の速さで人気のアプリ。地震だけでなく、津波や気象警報など、様々な防災情報を網羅しています。
- 「ゆれくるコール」: 設定した地点の予測震度と到達までの時間をカウントダウンで知らせてくれるのが特徴。家族の安否確認機能も便利です。
これらのアプリは、通知する震度を自分でカスタマイズできるものも多く、「震度1から通知する」ように設定しておけば、小さな揺れから意識を高めることができます。
【「訓練」で心と体の準備を】
いざという時に冷静に行動するためには、やはり訓練が不可欠です。頭で分かっていても、体が動かなければ意味がありません。
- 地震防災訓練アプリ: 気象庁も推奨するNTTドコモの「地震防災訓練アプリ」を使えば、いつでも緊急地震速報の受信を疑似体験できます。あのアラーム音に慣れ、即座に身を守る行動をとる練習をしてみましょう。
- 地域の防災訓練: 自治体などが実施する防災訓練に積極的に参加しましょう。避難所の場所や、地域ごとの危険箇所を実際に歩いて確認することは非常に重要です。
- SNSでの情報収集: TikTokなどのSNSでも、気象庁と連携した防災啓発動画が公開されています。短い時間で楽しく学べるので、ぜひチェックしてみてください。
緊急地震速報は、受け取って終わりではありません。その情報をどう活かすか、日頃から考え、訓練しておくこと。それが、未来の自分を救うことに繋がるのです。さあ、今日からできることから始めてみませんか?
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それもあって、緊急地震速報(スマホから鳴る爆音)が無理なので、防災アプリの通知をスマートウォッチ(振動)に連携させて、プチパニック防止対策してる
なんかNERV防災アプリの緊急地震速報の画面が 緊急地震速(予報) 報 って変なところで改行になってる…
子どもの頃の防災訓練っておかしくない? 今のも矛盾をたまに感じるけど ビルの倒壊なければ上に逃げた方が良くない? 降りました津波きましたOUT 子どもの頃 地震がありました机の下へ避難 「おはし守ってね」 校庭へ避難 わかる 年1地震防災訓練で親がきて集団下校 地震の時下校して大丈夫? 怖😱
参考リンク
まとめ:緊急地震速報を正しく理解し、いのちを守る行動へ
今回は、多くの人が疑問に思う気象庁の緊急地震速報について、その仕組みから「鳴らない」「誤報」の理由、そして最新の活用法まで、詳しく解説してきました。
重要なポイントを振り返ってみましょう。
- 仕組みの理解: 緊急地震速報は、速いP波を検知して、遅いけど揺れが大きいS波が来る前にお知らせしてくれるシステム。この「猶予時間」を活かすことが重要です。
- 種類の違い: 私たちが受け取るのは主に「警報」(震度5弱以上を予測)で、震度4以上の地域が対象。これに加えて、高層ビルを揺らす「長周期地震動」も新たな基準になっています。
- 「鳴らない」「誤報」の理由: 速報が鳴らないのは、対象地域外だったり、スマホの設定が原因だったりします。また、誤報は雷などのノイズや、複数の地震を誤認識することで起こり得ます。
これはシステムの限界であり、「空振りは訓練」と捉える心構えが大切です。
- 正しい行動と備え: 速報を聞いたら「まず身の安全」。場所に応じた正しい行動を日頃からイメージしておくことが生死を分けます。家具の固定や非常用持ち出し袋の準備など、日頃の備えも決して忘れてはいけません。
- 最新ツールの活用: 「NERV防災アプリ」や「ゆれくるコール」などの専門アプリは、より詳細な情報を得るのに役立ちます。また、訓練アプリや地域の防災訓練で、いざという時の動きを体に覚えさせておきましょう。
緊急地震速報は、完璧な予知システムではありません。しかし、その特性と限界を正しく理解し、日頃から備えておくことで、これほど心強い味方はありません。この記事が、あなたの防災意識を高め、あなたとあなたの大切な人の命を守る一助となれば幸いです。
今日、この記事を読んだことをきっかけに、ぜひ一度、ご自身のスマホの設定や、ご家庭の防災グッズを見直してみてくださいね。