全国の子ども食堂が2024年12月(速報値)で1万866カ所となり、初めて1万カ所を突破したことが、NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの調査で分かった。 全国の公立中学校数(9985校)を上回り、地域に不可欠なインフラとして定着しつつある実態が浮かび上がった。コロナ禍や物価高騰で生活が苦しい子育て世帯が増える中、食事の提供だけでなく、地域住民の交流拠点としての役割も強めている。

出典: こども食堂:1万カ所突破し中学校数を上回る、地域交流の「大人食堂」化も | nippon.com

最近、SNSやニュースで「子ども食堂」って言葉、よく見かけませんか?正直、僕も最初は「経済的に大変な家庭の子が行く場所でしょ?」って、ちょっと遠い世界の話だと思ってました。

でも、気になって調べてみたら、そのイメージが180度変わる、衝撃の事実にたどり着いたんです。

なんと今、多くの子ども食堂が「誰でもおいでよ!」って感じで、子どもからお年寄りまでが集まる地域の交流拠点、言うなれば“秘密基地”みたいに進化しているらしいんです。

全国の数も、ついに公立中学校の数を上回る1万カ所以上にまでなっているとか…。え、まじか!って感じですよね。単なる食事提供の場所じゃない、もっと温かくて、もっと開かれた場所へ。

僕たちが知らなかった「子ども食堂」の今の姿、一体どうなってるのか?その変化の理由と、SNSで巻き起こる意外な議論まで、がっつり調査してみました!

「貧しい子だけ」はもう古い!“みんなの居場所”に大変身してた

「子ども食堂」って聞くと、どうしても「貧困」とか「支援」っていう言葉が浮かんで、自分には関係ないかな…なんて思っちゃいますよね。僕もそうでした。でも、調べてみて一番驚いたのが、その目的が大きくアップデートされていたこと。

もともとは2012年頃、子どもの貧困や孤食(一人でご飯を食べること)をなくそうと始まった活動だったみたいです。でも、それが全国に広がるうちに、「子どもだけでなく、いろんな世代の人が集まれる場所にしよう!」という考え方に変わっていったそう。

今では、宿題を教えてくれる学生ボランティアがいたり、地域のおじいちゃんおばあちゃんが昔遊びを教えてくれたり、ただご飯を食べるだけじゃない、温かい交流が生まれる「多世代交流拠点」としての役割がめちゃくちゃ大きくなっているんです。

経済的な理由とか関係なく、「みんなでご飯食べると美味しいよね」「一人だと寂しいから」っていうシンプルな理由で誰でもウェルカムな場所が増えている。これって、すごく素敵な変化だと思いませんか?

「支援される側」「支援する側」みたいな垣根がなくなって、みんなが地域の仲間として繋がる。そんな新しいコミュニティの形が、全国1万カ所以上っていうすごい勢いで広がっている背景には、こんな意識の変化があったんですね。

なるほど、そういうことか!と、思わず膝を打ちました。

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政治家の訪問でSNS大炎上!「お前が言うな」の嵐が吹き荒れるワケ

子ども食堂が地域にとってポジティブな存在になっている一方で、SNSをリサーチしていると、かなり手厳しい意見が飛び交う、別の側面が見えてきました。特に話題が沸騰していたのが、ある大物政治家が子ども食堂を「視察」した一件です。

この訪問の様子がニュースで流れると、SNS上では「どのツラ下げて」「子ども食堂が必要な国にした張本人だろ」といった批判が爆発。多くの人が、そもそも子ども食堂が増えている背景には、国の経済政策の失敗や、公的な支援が足りていない現実がある、と考えているようです。

そんな状況を作った側の政治家が、まるで良いことをしているかのように訪問し、メディアの前でアピールすることに対して、強い違和感や怒りを覚える人が続出していました。

「子ども食堂で誕生日を祝ってもらってケーキを食べる姿はグロテスク」「お前の裏金で子どもたちを救ってやれ」など、かなり辛辣な投稿が数多くリツイートされ、共感を呼んでいます。

これは単なる政治家批判じゃなくて、「子ども食堂の存在を美談で終わらせてはいけない」という、人々の切実な叫びなのかもしれません。善意の活動が、政治的なパフォーマンスに利用されているように見えてしまう…。

この一件は、子ども食堂が抱える、単なる「いい話」では済まない、社会の矛盾を鋭く映し出しているようでした。

関連ポスト / SNSの反応

こいつすげーよな!30年も国会にいて、子ども食堂が必要な国にした張本人なのによく顔出せるよな。 それ所か弁当の一つ持っていくかと思いきや加害者が子供に祝わせてやがる。 進次郎然り選挙前だけ子供食堂に自己PRに現れる糞政治家と糞メディアいい加減どうにかならんの? pic.x.com/W6ocDp2yd5

皆さま書いていらっしゃいますが、ほんまに「こども食堂」は「政治の失敗」の厳然たる証拠みたいなものです。そんなところに政治家が、恥ずかしげもなくよう顔を出せたもんですね。しかも食事してケーキまでいただいて。その分の食費は「こども」に回せ。こども食堂にたかって売名すんな。 x.com/Lanikaikailua/…

子ども食堂で接待される、おとな。 このグロさに気付けないやつは政治に関わる資格がない。 x.com/lanikaikailua/…

茂木敏充氏は子ども食堂を「視察」して「子どもの居場所づくり」の場だと強調したが、子ども食堂というのは本質的に、国家の怠慢を市民有志が尻拭いする形で、日々の食事にすら事欠く子ども達を支えている場。それを誤魔化す為に編み出されたのが「居場所」論。これを与党の人間が口にするだけで論外。

いや、あり得ないだろ。 良く笑顔でこども食堂に顔出せるなと思う。 更に自分がこども達にサプライズでケーキを出すのではなく、ケーキを出される? どこまでズレまくってるんだろう🤯 こども食堂って学童保育所とは違いますよ 貧困ですよ 政策の失敗ですよ 苦しい経済の縮図ですよ 何しに行った? x.com/lanikaikailua/…

こども食堂無くすのが、お前ら政治家の仕事だろ。なに遊んでんだ。 x.com/Lanikaikailua/…

神谷宗幣「子ども食堂をサポートするのではなく、子ども食堂がいらない経済状態を作るのが総理大臣の仕事です。」 pic.x.com/HXeA6lcdTB

私たちにできることって?運営のリアルと応援の方法

SNSでの議論は白熱してるけど、一方で、現場で子ども食堂を支えている人たちがいるのも事実。調べてみると、その多くは地域のボランティアさんたちによって運営されていて、食材やお金は寄付や助成金でなんとか回しているところがほとんどだそう。

特に最近は物価高で、お米や野菜を集めるのも一苦労なんだとか。「もらうと嬉しいのは『米』」というアンケート結果には、運営のリアルな声が詰まっていて、胸がキュッとなりました。

でも、だからこそ私たちにもできることがあるはず。例えば、数百円からの寄付や、お米や缶詰といった食品の寄付。自分の家の近くの子ども食堂を探して、ボランティアとして参加してみるのもいいかもしれません。

はるな愛さんやコロッケさんみたいに、有名人の中にも支援の輪を広げている人たちがいるのも心強いですよね。

「誰でもウェルカム」な場所だからこそ、利用者として顔を出してみるのだって、立派な応援の一つ。子ども食堂が、一部の人だけじゃなく、本当に「みんなの居場所」になることが、運営している人たちの一番の願いなのかもしれません。

まずは「自分の街にもあるのかな?」って検索してみる。そこから、新しい関わり方が見つかるかもしれないですね。

参考リンク

調査して分かった、「子ども食堂」の光と影

今回「子ども食堂」について調べてみて、最初はただの「いい話」だと思っていました。でも、そのイメージはいい意味で裏切られました。誰でも受け入れる地域の温かい居場所へと進化している「光」の側面。

そして、その存在自体が社会の歪みを映し出し、政治への怒りの受け皿にさえなっている「影」の側面。その両方を知って初めて、今の「子ども食堂」のリアルな姿が見えてきた気がします。

この活動が、いつか「なくても大丈夫な社会」が来て終わるのが理想なのかもしれません。でも、今この瞬間も、そこを必要としている人、そこで笑顔になっている人がたくさんいる。

だとしたら、まずはこの「地域の秘密基地」のことを、もっと多くの人が知って、関心を持つことが大事なんじゃないかな。僕も、近所の子ども食堂、今度ちょっと覗いてみようかなって思ってます。