8月23日の夜、歌手の加藤登紀子さんは中国・黒龍江省のハルビンでコンサートを開催した。1943年生まれの加藤さんにとってハルビンは出生の地で、1981年以来の訪問だという。 加藤さんはコンサートのMCで「ハルビンは音楽の都。子どもの頃、父に連れられて街を歩くと、いつもどこかから音楽が聞こえてきました」と語った。ハルビンは19世紀末、ロシアが東清鉄道を建設したことから発展した街で、今もロシア文化の影響が色濃く残る。 加藤さんの父親もハルビンでロシア料理のレストランを経営していた。
最近、SNSで「加藤登紀子」さんの名前をよく見かけるな、と思っていたら、どうやら大きな話題になっているみたい。御年81歳、歌手活動60周年を迎えた大ベテランの彼女が、テレビ番組で終戦に触れて「日本は加害国でもある」と発言したことがきっかけで、ネット上が賛否両論でざわついているらしい。
正直、歴史の話は難しいし、いろんな意見があるから大変だな…と思っていたら、さらに「加藤登紀子さんの実家はロシア料理店」「ハルビン生まれだから」といった、彼女のルーツに関する投稿もたくさん出てきて、話がどんどん広がっている様子。
一体何がどうなっているの?と気になって、私もこの話題を深掘りしてみることにしました。単なる「炎上」という言葉だけでは片付けられない、彼女の言葉の背景には何があるのか。
ウワサの「ロシア料理」をキーワードに、その真相に迫ってみたいと思います。
「加藤登紀子とロシア料理?」SNSでウワサの店の正体を調べてみた
まず気になったのが「ロシア料理」との関係。調べてみると、加藤登紀子さんのご両親が戦後、新宿で「スンガリー」という老舗ロシア料理店を始めたのが原点だそう。SNSでも「スンガリー行ってきた!」「加藤登紀子さんのご両親が作ったお店なんだ」という投稿がたくさん見つかりました。
ご両親が終戦まで住んでいたハルビンでの思い出の味を再現したお店で、今も多くの人に愛されているみたい。京都にもお兄さんが開いた「キエフ」というお店があるらしく、彼女の家族にとってロシア料理がとても大切なものであることが伝わってきます。
「スンガリー」という店名は、ハルビンを流れる松花江(スンガリ川)から取ったんだとか。なるほど、彼女の人生を語る上で、ハルビンとロシア料理は切っても切れない関係なんだな、と納得しました。
SNSの投稿を見ていると、料理の美味しさはもちろん、その歴史的な背景を知って訪れる人も多いみたいで、ただの飲食店ではない、特別な場所になっていることがうかがえます。
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加藤登紀子さんの父の加藤幸四郎が開いた歴史のある店「スンガリー」ロシア料理のお店です。素敵な雰囲気で、とても美味しい料理を頂きました。 「スンガリー」 いろんな意味で、知れば知るほど味わい深い料理店です。 松花江・黒竜江・アムール川。 ロシア、ウクライナ、ジョージア。 戦争は嫌です x.com/tacowasa2nd/st…
返信先:@kanokenow1 加藤登紀子さんがオーナーを務める新宿のロシア料理店は**「スンガリー」**です。スンガリーは加藤さんのご両親が満州(現:ハルビン)での生活から帰国後、1957年に新宿三丁目に創業した老舗で、ロシア料理を中心にジョージアやウクライナ料理なども提供しています。 詳細情報 pic.x.com/c95TZ990S6
返信先:@UivMh6UGfhVxSvb 新宿に「スンガリー」というロシア料理の老舗料理屋さんがあるのですが、とても美味しいので機会があれば行ってみてください。 じつは加藤登紀子さんのご両親が作ったお店です。加藤ご夫妻は終戦までハルピンに住んでいたので、ロシア語が堪能です
加藤登紀子氏の実家、京都のロシア料理「キエフ」はとてもいいお店。 だからといって台湾有事に日本は関係ない、はおかしい。 どう見たって台湾有事で日本とフィリピンは巻き添え要一を食うでしょ。 大和やミンダナオはまだしも琉球やルソンは絶対ね。
加藤登紀子といえば、そのお姉さんがロシア料理だか何だかの店をやっているという話を聞いたことがある。
ハルビン生まれの背景が鍵?「加害国」発言の真意に迫る
ロシア料理店のルーツがハルビンにあると知って、次に気になったのが加藤登紀子さん自身の生い立ち。彼女は1943年、満洲国のハルビン市で生まれ、2歳の時に日本へ引き揚げてきたという経歴の持ち主でした。
まさに戦争の時代を肌で感じてきた世代なんですね。この「ハルビン生まれ」という背景が、彼女の平和への強い思いや歴史観に深く影響していることは間違いなさそう。そして、今回話題になったのが、2025年8月17日の『サンデーモーニング』での発言。
「日本は敗戦国だが、戦争を始めた加害国でもあるという認識を若い世代に持ってほしい」。この言葉が、ネット上で「自虐史観だ」「よく言ってくれた」と賛否両論の嵐を巻き起こしたわけです。
でも、彼女の生い立ちを知ると、この発言が単なるイデオロギーではなく、自身の体験か らくる切実な「平和への祈り」のように聞こえてきませんか?実際に彼女は今年、44年ぶりにハルビンでコンサートを開き、平和へのメッセージを発信しています。
彼女の発言を切り取るだけでなく、その背景にある人生を知ることで、言葉の重みが全く違って感じられました。
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8月23日の夜、歌手の加藤登紀子さんは中国・黒龍江省のハルビンでコンサートを開催した。1943年生まれの加藤さんにとってハルビン…… → 加藤登紀子さんが44年ぶりに訪れた「音楽の都」ハルビンに残るロシア料理 forbesjapan.com/articles/detai…
8月23日の夜、歌手の加藤登紀子さんは中国・黒龍江省のハルビンでコンサートを開催した。1943年生まれの加藤さんにとってハルビンは出生の地…… → 加藤登紀子さんが44年ぶりに訪れた「音楽の都」ハルビンに残るロシア料理 forbesjapan.com/articles/detai…
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「チャイナ生まれ」は差別?議論が思わぬ方向へ発展したワケ
歴史認識をめぐる議論は、残念ながら思わぬ方向へエスカレートしてしまいました。加藤さんの発言に反発する一部の人たちが、彼女の出生地を取り上げて「チャイナ生まれ」などと揶揄する投稿を始めたのです。
これには、俳優の松尾貴史さんをはじめ多くの著名人が「それは差別だ」「論点のすり替えだ」と猛反発。SNS上はさらにヒートアップしました。歴史認識についての意見交換ならまだしも、個人のルーツを攻撃するのは、さすがに違うんじゃないかと感じます。
SNSでは「加藤登紀子ってロシア料理屋の娘で、ソ連邦のスパイやと思ってました」なんていう、根拠のない憶測まで飛び交う始末。意見が違う相手を打ち負かすために、人格や出自まで攻撃する風潮は本当に悲しい。
今回の件は、日本の歴史認識という難しいテーマだけでなく、SNS社会における「表現の自由」と「差別」の境界線はどこにあるのか、という重い課題も私たちに突きつけているように思えます。
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返信先:@K_JINKEN 加藤登紀子ってロシア料理屋の娘で、ソ連邦のスパイやと思ってました
参考リンク
- 「日本はもうどうかしてる」加藤登紀子“出生地差別”に著名人が激怒!SNS炎上で浮き彫りになる闇とは… - YouTube
- [B!] 加藤登紀子の出生地めぐるSNS投稿 松尾貴史らが「差別」と批判「日本はもうどうかしてる」(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース - はてなブックマーク
「ロシア料理」から見えた、加藤登紀子が伝えたい平和への祈り
今回、SNSで話題の「加藤登紀子」さんと「ロシア料理」の関係を調べてみたら、単なる炎上騒ぎでは片付けられない、彼女の深い人生経験と平和への強いメッセージが見えてきました。
ハルビンで生まれ、戦争を体験し、戦後は両親が始めたロシア料理店と共に生きてきた。そんな彼女だからこそ、「加害国」という言葉を使ってでも、戦争の悲劇を繰り返してはいけないという強い思いを伝えたかったのかもしれません。
もちろん、彼女の意見に賛成できない人もいるでしょう。でも、その言葉の背景にある個人の歴史や思いを想像することは、とても大切なことだと感じました。一つの発言をきっかけに、これだけの議論が巻き起こること自体、今の日本にとって重要なテーマなのだと思います。
私も、これを機に少し歴史を学び直してみようかな、なんて思いました。