最近、カムチャツカ半島での地震のニュース速報で「津波予報(若干の海面変動)」って言葉、よく見かけませんか?「津波」って聞くとドキッとするけど、「若干」ってついてるし、「被害の心配はありません」とも言ってるし…。
「じゃあ、結局どうすればいいの?」って、正直ちょっと混乱してました。気になったので、同じように「?」って思ってる人のために、この言葉の本当の意味を調べてみることにしたんです。
そしたら、「大丈夫」って言葉を鵜呑みにしちゃいけない、意外な事実が分かってきました。これ、知らないとちょっと危ないかも…?
「若干の海面変動」って結局なに?警報や注意報とどう違うの?
まず、この「津波予報(若干の海面変動)」が何なのか、基本から調べてみました。気象庁のサイトとかを見てみると、これは津波警報や津波注意報が出ないレベル、具体的には予想される津波の高さが0.2m未満の時に発表される情報なんだそうです。
20cmって聞くと「なんだ、それくらいか」って思っちゃいますよね。実際、陸地に被害が出るような大きな波ではないみたいです。
じゃあなんでわざわざ「津波」って言葉をつけて発表するのか?これも調べてみると、どうやら「津波ではない」と安心させすぎるのを防ぎつつ、「でも海には近づかないでね」という注意を促すための、絶妙な言葉選びみたいなんです。
2007年からこの仕組みが始まったらしく、むやみにパニックを起こさず、でも最低限の警戒はしてもらう、という意図があるんですね。なるほど、ただの分かりにくい言葉じゃなくて、ちゃんと考えられてたんだなと、まず一つ発見がありました。
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「被害の心配なし」は陸の話!海の中の隠れた危険とは?
ここからが本題。「被害の心配はない」って言葉、つい安心して海に遊びに行ってもいいのかなって思っちゃいませんか?でも、これが一番の落とし穴だったんです。この「被害なし」は、あくまで家が壊れたり、浸水したりするような『陸上での』被害がないって意味。
海の中は、まったく話が別でした。
調べてみると、たとえ20cmの海面変動でも、潮の流れが急に速くなったり、複雑になったりすることがあるそうです。特に港の中や、川が海に流れ込む河口付近では、その影響が大きくなりやすいんだとか。
そんな場所で海水浴や釣り、サーフィンをしていたら…?急な強い流れに足を取られて沖に流されたり、岩場に叩きつけられたりする危険があるんです。小型の船がひっくり返ることもあるみたいで、想像するだけで怖いですよね。
SNSでも「結局釣り行っていいの?」「サーフィンは?」みたいな声を見かけたけど、答えは完全に「NO」。予報が解除されるまでは、海に入る活動は全部NGってことなんです。
「若干」という言葉の優しさの裏に、こんな危険が隠れてたなんて…。これは本当に知っておかないと、と思いました。
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調べて納得。「若干の海面変動」は『海から離れて』のサインだった
今回「津波予報(若干の海面変動)」について調べてみて、一番の発見は「被害の心配なし」という言葉の本当の意味でした。これは陸にいる私たちへのメッセージであって、海の中にいる人にとっては「危険のサイン」だったんですね。
最近、カムチャツカ半島など海外の地震でこの予報をよく聞くようになったからこそ、意味を正しく知れてよかったと心から思います。これからは、この予報を聞いたら「ああ、海は今ちょっとキケンなんだな。陸にいよう」と冷静に判断できそうです。
同じように「?」と思っていた友達にも、ぜひ教えてあげたいなと思いました。