人気VTuber事務所「ホロライブプロダクション」のユニット「ホロライブゲーマーズ」の白上フブキ・大神ミオ・猫又おかゆ・戌神ころねの等身大フィギュアが、2025年7月27日に開催されたワンダーフェスティバル 2025[夏]のデザインココブースで展示されていました。
Wonder Festival 2025 summer | ワンダーフェスティバル2025【夏】公式サイトです。
出典: ホロライブゲーマーズの戌神ころね・猫又おかゆ・白上フブキ・大神ミオが等身大フィギュアになってワンダーフェスティバル2025[夏]の会場に登場 - GIGAZINE

2025年7月27日に開催された「ワンダーフェスティバル2025[夏]」。イベント直後の今、SNSやネットニュースは参加者の熱気で溢れかえっています!ホロライブの等身大フィギュアなど、大きな話題が目白押しでしたね。

そんな華やかなイベントの裏側で、自分の作品を手に来場者を待つ「ディーラー」と呼ばれる出展者たちがいます。

「いつかは自分もディーラーとして参加してみたい…」

「でも、何から始めたらいいか分からないし、お金もかかりそう…」

そんな風に思ったことはありませんか?この記事は、まさにそんなあなたのために書かれました。ワンフェスにディーラーとして参加を夢見る初心者モデラーや、過去に参加したけど課題を感じている経験者に向けて、公式サイトや普通の参加レポートでは決して語られないディーラー活動のリアルな光と影を徹底的に掘り下げます。

具体的な費用や収益の話から、複雑な版権申請のコツ、そして何物にも代えがたい「やりがい」まで。この記事を読めば、憧れのワンフェスディーラーへの道が、ぐっと現実的なものになるはずです!

ワンフェスディーラーとは?憧れの舞台裏と参加のリアル

ワンフェスディーラーとは、一言で言えば「ワンダーフェスティバル」に自分の作品を展示・販売する出展者のこと。企業として大規模に出展する「企業ディーラー」と、個人や小グループで情熱を形にする「個人ディーラー」がいます。

多くの人が憧れるのは、後者の個人ディーラーではないでしょうか?

では、なぜ多くのクリエイターがディーラー参加を目指すのでしょう?その最大のメリットは、自分の作品を世に問い、直接フィードバックを得られるという貴重な経験にあります。

たとえ趣味のレベルであっても、原型を作り、複製し、値段をつけ、そして自分の手で販売する。この一連の流れは、クリエイターとして成長するための最高のトレーニングになります。

購入者からの「これが欲しかったんです!」という一言は、何よりのモチベーションになりますよね!💪

しかし、楽しいことばかりではありません。まず最初の関門が「ディーラー名」。一度登録すると変更が難しく、SNSでの検索のしやすさや、他のディーラーと被らないかなど、後々まで影響する重要な要素です。

長く愛せる、自分だけの看板をじっくり考える必要があります。

SNSを見ていると、初参加のディーラーさんのリアルな声がたくさん見つかります。「版権申請で不許諾になった経緯を本にした」という強者もいれば、「初心者でも塗装を教えてくれる場所を探してる」という参加者も。

こうした声から、ディーラー参加が単なる出展ではなく、多くの学びと交流に満ちた創造の祭典であることが伝わってきますね!

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【4-15-01 (4ホール) アーカイ部】 「初心者がワンフェス初出展で二次創作ガレキを出そうとしたら本申請で不許諾になったので、大量出費と足掻いた経緯を本にした」ものを当日頒布します! ディーラーの現実と大量出費に刮目せよ!!! ※合同出展のため、別のガレキも同時頒布します。 #WF2025S pic.x.com/BG3eLM6zmV

ワンフェスで買ったガレキを作りに秋葉原工作室に来ました。 初心者です。 pic.x.com/xtDmhTOqV5

このクソ暑い夏に、私のようなおばさん初心者がワンフェスに参加する意味ある?と思ったが 好きな造形師の方々が新作出してくれるからな…来年どうしようかな…とは思っている

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ワンフェス参加への道!ディーラー登録と最難関の版権申請

「よし、ディーラーになるぞ!」と決意したら、次はいよいよ具体的な手続きです。ここが一番のハードルかもしれません。でも、一つずつクリアしていけば大丈夫!

まず、参加申し込みはWF公式HPの「ディーラー参加システム」から行います。初めての方は、まず新規IDを登録するところからスタート。このシステムを通じて、今後の申し込みや各種手続きを行うことになります。

そして、ワンフェスディーラーを語る上で避けて通れないのが、「当日版権システム」です。これは、既存のキャラクターのガレージキットなどを、イベント当日・会場限定で販売できるという、ワンフェスならではの特別な制度。

まさに夢のようなシステムですが、これはあくまで版権元のご厚意によって成り立っています。そのため、ルールは非常に厳格!違反行為があれば、自分だけでなく、将来のディーラー全員に迷惑がかかる可能性もあるので、参加マニュアルや手引きの熟読は必須です。📜

申請は「仮申請」と「本申請」の2段階。特に大変なのが「本申請」で、なんと完成した原型の写真が必要になります。つまり、イベントの2〜3ヶ月前には原型を完成させておかなければならないという、過酷なスケジュール…!

しかも、申請すれば必ず許諾されるわけではなく、一度申請したら取り下げが難しい場合や、未提出だと次回参加にペナルティが課されることも。このリスクを十分に理解した上で、計画的に進めることが何よりも重要です。

まさに、ディーラーの覚悟が試される瞬間ですね。

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海洋堂の宮脇センムが自らディーラー登録について解説してくれる貴重な動画です。公式の情報と合わせて見ることで、より理解が深まります!

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ワンフェス当日版権全て許諾いただきました!!!! UFOロボ グレンダイザー 1/6 グレース・マリア・フリード ¥19000 ワンフェス卓番号ですが 【 4-14-08 】toyscomic よろしくお願いいたします🙇 #ワンフェス2025夏 #ワンフェス2025s #UFOロボグレンダイザー #グレース・マリア・フリード pic.x.com/b7LO8Go74i

画像は、何年か前にワンフェスの当日版権で販売した「京都買います」ラストの仏像になった美弥子さん。会場でいろんな人に「この模型には失いかけているワンフェス本来の魂がある!」的に褒めていただきましたが、そんなに褒めるけど買っていかないんかい〜ってところまで完璧なワンフェスで良かった😊 pic.x.com/vR4dPJWoi2

これで今回ワンフェスSTG関連レポートは大丈夫かな?漏れ無し?(過度に心配) どうしても体力使うし暑いしでこの先どうなるかは考えてしまいますが、ここでしか降りない当日版権もあるので、参加者全員が良い気持ちになれる様に進んでほしい模型イベントですね 最後にドデカ!ゴールデンオーガで締め! pic.x.com/84iE20uhMf

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ワンフェスディーラーの現実!制作・費用・ブース設営の裏側

版権申請という大きな山を越えても、まだまだやることは山積みです。ここからは、ディーラー活動の最もリアルで泥臭い部分に迫ります。そう、お金と準備の話です!💰

まずはキットの量産。シリコンで型を作り、レジンを流し込む…地道な作業が続きます。そして、購入者が組み立ての参考にする塗装見本の制作、商品を保護し魅力を伝えるパッケージ作りも欠かせません。

SNSでは、こだわりのパッケージを公開するディーラーさんの投稿も多く見られ、作品への愛が伝わってきます。

そして、多くの初心者が悩むのが費用の問題。正直なところ、ワンフェスディーラー参加には最低でも10万円以上はかかると言われています。出展料、材料費、交通費、宿泊費…。

ある経験者は「1キット40個売れてようやくトントン」と語ります。これは決して「儲かる」活動ではない、という厳しい現実を突きつけられますね。

準備が整ったら、いよいよ会場への搬入です。多くの先輩ディーラーは、会場へ直接荷物を送れる宅配便の利用を推奨しています。当日の体力消耗を考えれば、賢い選択と言えるでしょう。

会場に着いたら、今度はブース設営。ここで重要なのが、テーブルに敷く布は「防炎」表記のあるものを選ぶこと。安全規定は絶対に守らなければなりません。

100円ショップのアイテムなどを活用して、いかに自分の作品を魅力的に見せるか、ディーラーのセンスが光る瞬間です!✨

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海外の原型師さんと共同でディーラー参加したVlog。設営の様子やイベントの雰囲気がリアルに伝わってきて、見ているだけでワクワクします!

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今回の目玉中の目玉。ワンフェスで1個7万なんて払った事なかったけどこれだけはどうしても欲しいと思わせてくれたモデル。パッケージからカッコ良すぎる。 推しの造形師様が作ったドラゴンなんてリアルドラゴンカルトの自分にとっては御神体である。じっくり完成させたい。 pic.x.com/Oyeyv2TyKM

ハジキッズをデザフェスに持ち込んだ時よりはワンフェスでだいぶ売れたので、やっぱちゃんと伝わるようにパッケージするのは大事だなと。 そしてワンフェスにもボドゲ好きは結構きてると言うのがわかりました。

7/27 ワンフェス2025「夏」にて「5-06-10 第2次あるがが堂 G」で販売するヒュッケバインMK-Ⅱの塗装サンプルできました! スーパーロボット大戦α辺りのイメージで作成しました 仕様:レジン製組み立てキット、量産は知人委託です パーツ数は65、中級者向けキットとなります アクションをリプ欄に pic.x.com/E1kXGLPNBM

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ワンフェス当日の必勝法!販売・告知・交流を成功させるコツ

ついに迎えたワンフェス当日!ここまでの苦労を実らせるため、最後の仕上げといきましょう。当日の成功は、準備と立ち回りで決まります。

まず、ディーラーは一般の来場者より1時間早く会場入りし、ブースの設営を完了させなければなりません。開場までの時間はまさに時間との戦い。焦らず、しかし迅速に準備を進めましょう。

開場直後、お目当てのブースに走る「ディーラーダッシュ」が問題になることがありますが、これはもちろんマナー違反。ディーラー側も、自ブースにできた行列は自分たちで整理するのが原則です。

周囲のディーラーさんと協力し、安全な運営を心がけましょう。🤝

そして、販売を成功させる上で最も重要なのが「事前の告知」です。今の時代のワンフェス参加者は、事前にX(旧Twitter)などで「#WF2025Sおしながき」といったタグをチェックし、買うものを決めてから来場する人がほとんど。

イベントが近づいてきたら、「しつこいかな?」と思うくらい積極的に作品の情報を発信しましょう!完成見本の美しい写真や、作品に込めた想いを伝えることで、当日の来場に繋がります。

また、忘れてはならないのが他のディーラーさんとの交流です。自分のブースにこもりっきりになるのではなく、少し時間を見つけて他の卓を回ってみましょう。素晴らしい作品に刺激を受けたり、情報交換をしたりすることで、新たな学びや次の創作意欲に繋がるはず。

ワンフェスは、ただの販売会ではなく、同じ趣味を持つ仲間との最高の交流の場でもあるのです。

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【WF告知】 #WF2025S 塗装見本できました🫠 伊藤潤二先生著 富江-屋敷-より 「屋敷の実験体」 ワンフェス2025夏にてガレージキットを販売します 高約150mm ¥18000 4-22-08 MIDORO です。よろしくおねがいします🎀 pic.x.com/nxY93hLSVo

【展示告知】 「学園アイドルマスター」篠澤 広 キャストドール、私服&トレーニングウェアの2スタイルでついにお披露目! 7月27日(日)開催の「ワンダーフェスティバル2025[夏]」DOLKブース(7-13-02)にて、初の実物展示を実施します。 pic.x.com/h6m33FbTD3

最終告知 7/27幕張メッセにて開催されるワンフェス2025夏に 出展いたします。 新作 シェフィールドMETA ¥13500 再販 黒舘ハルナ ¥11000 アドミラル・グラーフ・シュペー¥11500 砂狼シロコ(一年生)¥8500 竜華キサキ ¥10500 ル・マラン ¥8000 続きます x.com/chambremielee/… #WF2025S pic.x.com/DFy3iOCj3c

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ワンフェスディーラーの本音:苦労の先の『やりがい』とは?

ここまで、ワンフェスディーラーになるための具体的な道のりと、その厳しさについてお伝えしてきました。原型制作の締め切り、複雑な申請、莫大な費用、そして売れ残りのリスク…。

正直、苦労の連続です。SNSでも「半年間の苦労が報われた」「これがワンフェスの洗礼か…」といった、ディーラーたちの悲喜こもごもな声が溢れています。

では、なぜ彼らはそれでも作り続けるのでしょうか?その答えは、苦労を乗り越えた先にある、計り知れない「やりがい」にあります。

最大のやりがいは、なんといっても自分の作品が誰かの手に渡り、喜んでもらえる瞬間です。SNSで「買いました!」という報告と共に、自分の作ったキットが楽しそうに組み立てられているのを見る喜び。

イベント会場で「これ、すごく好きです!」と直接声をかけてもらえる感動。これらがあるから、ディーラーはまた次の作品を作ろうと思えるのです。😭✨

「どうしてもこのキャラクターのこの姿が欲しかった。どこも出してくれないから、自分で作った」

そんな熱い情熱こそが、ガレージキット文化の根源です。その想いに共感してくれる人がいる。これこそが、ディーラー活動の醍醐味と言えるでしょう。

また、同じ志を持つ仲間との繋がりも大きな財産です。原型制作の技術を教え合ったり、情報交換をしたりする「粘土会(ねんど会)」のようなコミュニティに参加することで、モチベーションを維持し、一人では得られない知見を得ることができます。

大変なことも多いですが、それ以上に得られる喜びと繋がりがある。それがワンフェスディーラーという世界の、本当の魅力なのかもしれません。

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忙しくしていて途中のポストができなかったのですが、夏ワンフェス撤収しました。 今回も多くの皆さんにネコワークス卓に来ていただき、デフォルメミニカーを知ってもらいました。 半年間の苦労が報われた一日でした。 ありがとうございました! 次の冬もよろしくお願いします😊 pic.x.com/WaFfh7Z0mc

実は同人イベントにほぼ行ったことないオタクだったのですが、ワンフェスで自分の作品を直接買ってもらう喜びを知ってから、自分も直接買える時は直接買いに行きたいなと思うようになった。 あの瞬間って全ての苦労が報われるよね😇 地方住みなので結局全然行けてないんですけどね……通販ありがたし🙏

これがワンフェスの洗礼か。色々な苦労は分かるから責める気は毛頭無いけど、思う所はある

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まとめ:さあ、あなたもワンフェスディーラーという創造の旅へ!

今回は、ワンフェスディーラーのリアルな世界を、登録方法から版権申請の難しさ、リアルな費用感、そして何物にも代えがたいやりがいまで、深く掘り下げてきました。

この記事で明らかになったのは、ワンフェスディーラーへの道が、決して平坦ではないということです。時間的、金銭的な負担は大きく、厳しいルールやスケジュール管理も求められます。

まさに「光と影」の両面を持つ、クリエイターとしての総合力が試される舞台と言えるでしょう。

しかし、それらの苦労を乗り越えた先には、自分の「好き」を形にし、同じ情熱を持つ人々と共有できるという、最高の喜びが待っています。自分の手から生まれた作品が誰かの宝物になる。

その感動は、一度味わうと忘れられないものになるはずです。

もしあなたが「いつか自分も…」と心の片隅で思っているなら、この記事がその一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。まずは情報収集から始めてみませんか?SNSでディーラーさんをフォローしたり、小規模な造形イベントに参加したりするのも良いでしょう。

そして、いつか幕張メッセの会場で、あなたが自分のブースに立っている姿を見られることを楽しみにしています。創造の旅は、いつだってここから始まるのです!