7月30日にカムチャツカ半島沖で発生したマグニチュード(M)8.8の巨大地震で、日本に到達した津波について、東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)の今村文彦所長らのチームは12日、津波が三つの異なる経路で到達し、長期化したとする分析結果を報告した。 同研究所で開いた調査報告会で明らかにした。

出典: カムチャツカ半島沖地震時の津波は3経路で到達し長期化 東北大災害研が分析結果報告

「カムチャツカ半島でまた地震…?」最近、SNSでそんな投稿をよく見かけませんか?7月末にロシアのカムチャツカ半島沖で起きたM8.8っていう巨大地震。遠い国の話なのに、日本にも津波警報が出て「なんで?」って思った人も多いはず。

私もその一人で、気になって調べてみたら、ただの地震じゃなくて、火山噴火まで連鎖してたり、さらには「予言されてた」なんて話まで出てきて…。一体何が本当で、何がウワサなの?

SNSで飛び交う情報にちょっと混乱しつつも、この機会に「遠い場所の災害が、なぜ自分たちに関係あるのか」その真相を、同じように気になってるみんなと一緒に探ってみたいと思います。

「遠いのに、なぜ?」7月の巨大地震と日本への津波の衝撃

ことの発端は、2025年7月30日。ロシアのカムチャツカ半島沖で、M8.7〜8.8という、とんでもない規模の巨大地震が発生しました。これ、2011年の東日本大震災以来の世界最大規模だったとか。

正直、最初は「遠い国の話だな」くらいに思ってたんです。でも、すぐに日本の広い範囲に津波警報・注意報が発表されて、状況は一変しました。

結果的に、岩手県の久慈港では1.3mの津波が観測され、北海道から沖縄まで、本当に広範囲に津波が到達したんですよね。SNSを見ていても「避難指示出た!」「猛暑の中の避難きつい…」といった声がリアルタイムで飛び交っていて、遠い地震がすぐそこにある危機として迫ってくる感覚は、かなり衝撃的でした。

さらに驚いたのが、この地震の直後にカムチャツカ半島の火山まで噴火したというニュース。地震と火山噴火がセットで起きるなんて、まるで映画みたいな話。この「連鎖」の事実に、専門家も注目しているみたいで、地球の活動のダイナミックさを感じずにはいられませんでした。

災害時の情報収集の大切さも痛感しました。総務省が「生成AIによる偽動画に注意して」と呼びかけるほど、デマも拡散されていたようです。何が本当の情報なのか、しっかり見極めないといけないですね。

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「予言が当たった?」SNSで話題になった“たつき諒”の予言とは

カムチャツカの地震を調べていくと、もう一つ、すごく興味深いトピックにぶつかりました。それが「予言」の話です。特に、漫画家のたつき諒さんが描いた『私が見た未来』という作品が、今回の地震を予言していたんじゃないかって、SNSでかなり話題になっていたんです。

調べてみると、確かに本の中で「2025年7月に大きな災害が…」というような記述があるらしく、今回のカムチャツカの地震や津波と結びつけて考える人が続出したみたいです。

SNSでは「たつき諒の予言、当たってる…」「7月にフィリピン沖じゃなくてカムチャツカだったけど、時期は同じ」といった投稿がたくさん見られました。

もちろん、これを「予言が的中した!」と断定するのは難しいと思います。偶然の一致と考える人も多いでしょう。でも、実際に大きな災害が起きたタイミングで、こういう「予言」が話題になること自体が、多くの人が今の世の中に何か大きな不安を感じている証拠なのかもしれない、なんてことも考えさせられました。

科学的な根拠とは別に、人々の心理や時代の空気みたいなものが反映されていて、すごく面白い現象だなと感じます。

関連ポスト / SNSの反応

たつき諒の予言 「7月にフィリピン海底火山が噴火し東日本大震災の3倍の津波が日本を襲う」 オラクルの予言 「7月30日の日運コード93によりカムチャツカで地震と津波が発生する」 【ロシア カムチャツカ半島でM8.8大地震】 7月30日、北海道〜和歌山に最大3mの津波警報。各地で30〜40cmの津波観測 pic.x.com/nH05FrMSFg

百貨店、インバウンド売上36.3%減、外国人観光客がうざくて日本人も来なくなって40.1%減 7月だからたつき諒さんの本の流行のせい? 実際にカムチャツカ半島の津波や地震が多かったし予言は当たっていたとも言えるけど、ビビって海外から来なくなったり日本人も高い物買おうと思わなかったのかも。 x.com/tweetsoku1/sta…

「津波は3回来る」が真相だった!最新の地震と科学的な解説に納得

予言やウワサも気になるところですが、やっぱり科学的な「なぜ?」が一番スッキリしますよね。調べてみたら、東北大学の研究チームがすごい発表をしていました。なんと、7月の津波が日本に届いた経路は1つじゃなくて、「直接波」「エッジ波」「散乱波」という3つもあったそうなんです。

だから津波が長く続いた、というわけ。なるほど、そういうことか!と納得しました。

カムチャツカ半島自体が、太平洋プレートが北米プレートに沈み込む「千島海溝」の端っこにあって、もともと巨大地震が起きやすい場所だというのも、今回の件で初めて知りました。

1952年にもM9.0の地震があったとか。歴史は繰り返すんですね…。

そして、記憶に新しいのが9月13日のM7.5の地震。この時もSNSは「またカムチャツカ!」「津波大丈夫?」と騒然となりました。幸い、日本では津波被害の心配はなかったみたいですが、多くの人が即座に反応していて、7月の経験から防災意識が高まっているのを感じました。

特務機関NERVのアカウントなどが速報を流すと、すぐに情報が拡散されていましたね。遠い国の地震が決코して他人事ではない、という感覚が、みんなの中に根付いてきているのかもしれません。

関連ポスト / SNSの反応

【NHKニュース速報 12:03】 午前11時38分ごろ カムチャツカ半島付近で地震 震源はカムチャツカ半島付近 マグニチュード7.5 日本の沿岸で多少の潮位変化があるかも しれませんが被害の心配はありません

【地震情報(海外) 2025年09月13日】 日本時間の13日11時38分頃、カムチャツカ半島付近(ロシア、カムチャツカ半島東岸)でM7.5の地震がありました。この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれませんが、被害の心配はありません。 pic.x.com/jJNREaIAbC

カムチャツカ半島付近でM7.5の地震。デカいです。能登半島地震に匹敵する規模です。津波の心配はありませんが、北海道~沖縄の太平洋側に海面変動の情報が出ています。念のため、今後の情報にも注意して下さい pic.x.com/Y8pbSU65pw

【情報更新】 今日11時38分頃にカムチャツカ半島付近で発生したM7.5(M7.7から修正)の大地震について、日本の沿岸では若干の海面変動の可能性がありますが、被害の心配はありません。この地震について、気象庁は先ほど北海道〜沖縄の太平洋沿岸に若干の海面変動(津波予報)を発表しました。 pic.x.com/4F3H2A1htI x.com/kisho_bousai/s…

カムチャツカ半島さん、地震多すぎ揺れすぎ 1952年のカムチャツカ半島地震のマグニチュード9.0とかやばすぎる🥹 > カムチャツカ半島付近でM7.5の地震 日本では津波被害の心配なし 気象庁は津波予報(若干の海面変動)を発表しました。 若干の海面変動が予想されますが、被害の心配はありません。 pic.x.com/qTkXlbcpv5

【海外地震情報】 日本時間の9月13日(土)11時38分頃、カムチャツカ半島付近(ロシア、カムチャツカ半島東岸)M7.7地震が発生! 若干の海面変動はあるものの津波の心配はないらしい。7/30にM8.8が起こった場所だけに気になる。 x.com/wni_jp/status/…

参考リンク

調べてみてわかった、カムチャツカ地震と私たちが向き合うべきこと

今回、気になって調べてみたカムチャツカ半島の地震。最初は「遠い国の話」だったのが、津波の科学的な仕組みや、火山噴火との連鎖、過去の歴史、そしてSNSでの予言やデマの拡散まで、知れば知るほど奥深いトピックでした。

一番の発見は、やっぱり「遠地津波」の怖さと、その複雑なメカニズム。そして、災害時には科学的な事実と同じくらい、人々の心理や情報の流れが大きな影響力を持つんだな、ということです。

予言が当たるかどうかよりも、なぜ多くの人がそれに惹かれるのかを考える方が、今の時代を知るヒントになるのかもしれません。これからも、ただ情報を鵜呑みにするんじゃなく、「なんで?」「本当?」って自分の頭で考えながら、確かな情報を選んでいきたい。

そう強く感じた調査体験でした。