悲しみを乗り越えての歩きだった。8月22日、指導を受けていた川越学さんが、合宿先の北海道で病気のために急死した。
最近、SNSで「競歩」がめちゃくちゃ話題になってる。東京で開催された世界陸上で、藤井菜々子選手が女子20km競歩で日本女子史上初の銅メダルを獲得したからだ。正直、これまで競歩って「なんか不思議な歩き方だな〜」くらいにしか思ってなかったけど、あまりの熱狂ぶりに「何が起きてるの!?」って気になって調べてみたんです。
そしたら、ただのメダル獲得劇じゃなかった。あの独特なフォームの裏には、想像を絶する過酷なルールと超人技があって、さらに藤井選手の胸には、大会直前に急逝した恩師・川越学コーチへの想いが秘められていたんです。
一見地味に見える競技に隠された、あまりにも深いドラマと選手たちの熱い想い。知れば知るほど「これは応援するしかない…!」って引き込まれちゃいました。今回は、そんな競歩の意外すぎる魅力と、感動の背景をレポートします!
「なんで走らないの?」と思ってた私が驚いた“歩く”ことの過酷さ
まず気になったのが、あの独特すぎるフォーム。「普通に走った方が速いじゃん!」って、誰もが一度は思いますよね。でも調べてみたら、競歩にはめちゃくちゃ厳しいルールがあったんです。
それは「ロス・オブ・コンタクト」と「ベント・ニー」という2大ルール。簡単に言うと、「両足が同時に地面から離れたらダメ(=常にどちらかの足が地面についていること)」で、「着地した足の膝が伸びていないとダメ」ということ。
審判員が常にコース脇で目を光らせていて、違反するとイエローカードやレッドカードが出て、3枚たまると失格になることもある超過酷なルールなんです。
トップ選手になると、このルールを守りながら時速16km近いスピードで歩き続けるっていうから、もう意味がわからないレベル。一般人が全力疾走するくらいの速さで「歩く」って、もはや超人技。
SNSでも「競歩のルール知ってから見るとマジで面白い」「あの速度でフォーム維持するの人間業じゃない」みたいな声がたくさんあって、今まで「変な歩き方」でごめん…ってなりました。
見た目からは想像もつかない、アスリートの技術と精神力の結晶だったんですね。
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「川越さんのために」胸に喪章をつけ掴んだ、涙のメダル
そして今回の藤井選手の快挙で、多くの人の心を打ったのが、彼女のユニフォームの左胸につけられていた喪章でした。実は、藤井選手を長年指導してきたエディオンの元監督・川越学さんが、大会の約1か月前に合宿帯同中に急逝されていたんです。
SNSには、この事実に触れる投稿が溢れていました。「#東京世界陸上 女子20km競歩 藤井菜々子のユニフォーム左胸には喪章が。 先月下旬にサポートしていた元エディオン監督の川越学氏が急逝されました」という月刊陸上競技のポストを見て、ハッとしました。
レース中、藤井選手が何度も胸の喪章に手をやる姿が中継でも映し出され、「川越さんの思いを背負って歩いた」「恩師に捧げる渾身のレース」といった投稿が次々とタイムラインに流れ、多くの人が涙しました。
「レース中に見守ってくれる」と語っていた藤井選手。まさに天国の川越コーチに捧げるような、気迫のこもった歩きでした。ゴール後のインタビューで「川越さんのために」と語る姿を見て、スポーツって技術や記録だけじゃない、人の想いが起こす奇跡があるんだなと改めて感じさせられました。
この背景を知ってからレースを見返すと、もう涙なしでは見られません。
関連ポスト / SNSの反応
#東京世界陸上 女子20km競歩 藤井菜々子のユニフォーム左胸には喪章が。 先月下旬にサポートしていた元エディオン監督の川越学氏が急逝されました
20km競歩・藤井菜々子が銅メダルの快挙「金メダルへの一歩を踏み出せた」恩師急逝、喪章胸に日本新/東京世界陸上 川越学コーチが急逝。「レース中に見守ってくれる」と、胸に喪章に何度も手をやり、天国からの声を聞いた。 #東京世界陸上 #藤井菜々子 |月陸Online rikujyokyogi.co.jp/archives/184399
【世界陸上】藤井菜々子は川越学元監督を思い、左胸に喪章をつけて出場 女子20K競歩 記事はこちら▼ hochi.news/articles/20250…
【速報・世界陸上】藤井菜々子選手、女子20km競歩で銅メダル!!! 日本女子として史上初の快挙&日本新記録を樹立。 ・終盤の接戦を制し3位フィニッシュ ・左胸には、先月急逝した川越学氏(元監督)の喪章 ・恩師に捧げる渾身のレース 歴史的な一歩を刻んだ26歳。 pic.x.com/aanh7GOOuY
【世界陸上】銅メダルの藤井菜々子「川越さんの思いを背負って歩いた」急逝の川越学元監督に捧げる…女子20K競歩 記事はこちら▼ hochi.news/articles/20250…
返信先:@livedoornews 藤井選手。日本新記録での銅メダル。日本女子競歩界の歴史を作りましたね。恩師の川越元監督も天国で喜んでる事でしょう。本当におめでとうございます。
女子20km競歩 藤井菜々子選手 銅メダル&日本新!! 川越学さんに捧げる銅メダル&日本新となった #世界陸上2025東京
#東京2025世界陸上 Day8 女子20km競歩、藤井菜々子選手。 史上初の銅メダル&日本記録。 恩師の川越先生のために喪章を付け、覚悟の歩き。 最後の強さが光りましたね。
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知れば沼る!競歩のドラマはこれからも見逃せない
今回、世界陸上をきっかけに競歩の世界を調べてみて、正直、今までのイメージが180度変わりました。「地味な競技」なんて思っていた自分が恥ずかしいです。そこには、超人的な肉体と精神力がぶつかり合う、熱い戦いの世界が広がっていました。
そして何より、藤井菜々子選手と亡き川越コーチの物語には、本当に心を揺さぶられました。記録や勝ち負けだけじゃない、選手一人ひとりの背負うドラマを知ることで、スポーツ観戦は何倍も面白くなるんですね。
きっと、天国の川越コーチも、藤井選手の歴史的な一歩を喜んでいるはずです。
今回の藤井選手の快挙で、日本の競歩はさらに注目されるはず。これからも、選手たちの熱いドラマを応援していきたいと心から思いました。皆さんも、ぜひこの機会に競歩の世界に足を踏み入れてみませんか?
きっと、その奥深さにハマるはずです!