バレーボールネーションズリーグ2025は、7月16日より男子予選ラウンド第3週を迎える。今大会の男子日本代表選手のデータを振り返り、千葉ポートアリーナで行われる日本ラウンドを展望する。
ここまでの2週を終え、日本は5勝3敗・勝点「15」で暫定4位につけている。上位にはブラジル(7勝1敗)、ポーランド(6勝2敗)、イタリア(6勝2敗)といった強豪チームが並ぶ中、日本代表は高いセット率(1.636)と得点率(1.067)を維持し、ファイナルラウンド進出圏内を確保している。
出典: バレーボール男子日本代表、各データ・スタッツの世界ランキング上位の選手は?/ネーションズリーグ2025 - Olympics.com

現在、バレーボールネーションズリーグ(VNL)2025での龍神NIPPONの快進撃に、日本中が熱狂していますね!石川祐希選手や髙橋藍選手といったスター選手たちの活躍で、FIVB世界ランキングへの注目度も過去最高潮に達しています。

毎試合ポイントが変動するハラハラドキドキの展開から目が離せません。しかし、今の「歴代最強」とも言われる日本代表の強さの原点は、実は数年前にありました。それが、2021年です。

この年は、東京オリンピックが開催され、さらにFIVB世界ランキングの算出方法が大きく変わった、まさに「激動の年」でした。なぜ今、あえて2021年の世界ランキングを振り返るのか?

そこには、現在の日本代表の飛躍の秘密と、バレーボール界の勢力図の変化を読み解く重要なカギが隠されています。この記事では、最新のトレンドを踏まえつつ、2021年という特別な年の男子バレー世界ランキングを深掘りし、大手ニュースサイトでは語られない「強さの系譜」を徹底解説します!

熱狂のVNL!今こそ振り返るべき2021年という「転換点」

連日、ファンを熱くさせているバレーボールネーションズリーグ(VNL)2025!🔥 千葉での日本ラウンドでは、石川祐希選手や髙橋藍選手ら主力が合流し、ドイツ相手に快勝するなど、その勢いはとどまるところを知りません。

この活躍で、日本のFIVB世界ランキングも常に変動し、多くのファンが固唾をのんで見守っています。

でも、ちょっと待ってください。今のこの熱狂があるからこそ、なぜ2021年の世界ランキングなのか? と思う方もいるかもしれません。実は、2021年は男子バレーボール界にとって、そして龍神NIPPONにとって、非常に重要な「転換点」だったのです。

主な理由は2つあります。

  1. 東京オリンピックの開催: 1年延期を経て開催された東京五輪。日本代表は29年ぶりに決勝トーナメントに進出するという快挙を成し遂げ、多くの感動を呼びました。

この大舞台での経験が、今のチームの礎となっていることは間違いありません。

  1. 世界ランキングシステムの大改革: 2020年2月から、FIVB世界ランキングの算出方法が、大会ごとのポイント制から、一試合ごとの勝敗でポイントが変動する「イロレーティング」方式に大きく変更されました。

これにより、一試合の重みが増し、よりリアルタイムに各国の実力が反映されるようになったのです。2021年は、この新システムが本格的に機能し始めた最初の年と言えます。

つまり、2021年を深掘りすることは、現在の日本代表の強さの「起源」を探り、世界の勢力図がどう変わっていったのかを理解する上で、欠かせない作業なのです。さあ、一緒にタイムスリップして、激動の2021年を追体験してみましょう!

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【トップ10発表】2021年男子バレー世界ランキングと日本の位置

では、具体的に2021年の世界ランキングはどうなっていたのでしょうか? VNL2021が終了した2021年6月末時点のランキングを見てみましょう。この時点でのランキングは、東京オリンピックのシード分けにも影響を与える重要なものでした。

【2021年6月29日時点 男子世界ランキング TOP11】

  1. ブラジル (431 pt)
  2. ポーランド (390 pt)
  3. ロシア (343 pt)
  4. フランス (326 pt)
  5. アメリカ (305 pt)
  6. アルゼンチン (291 pt)
  7. イタリア (290 pt)
  8. イラン (275 pt)
  9. セルビア (260 pt)
  10. カナダ (256 pt)
  11. 日本 (248 pt)

この時点での日本は世界11位。強豪国がひしめく中、トップ10入りを目前にした位置につけていました。ブラジル、ポーランド、ロシアといった伝統的な強豪国が上位を占めているのがわかりますね。

また、9月のアジア選手権の結果を受け、最終的にイランがアジア最上位の10位に浮上するなど、年間を通じて順位は変動しました。

そして、このランキングに大きな影響を与えたのが、夏に開催された東京オリンピックです。オリンピックのような主要な国際大会は、獲得できるランキングポイントが非常に高く設定されています。

日本は、この大会で強豪を相手に予選を突破し、最終的に7位入賞という素晴らしい結果を残しました。この快挙が、日本のランキングを押し上げる大きな要因となったのです。

2021年は、日本が世界のトップレベルに本格的に挑戦し始めた、記念すべき年だったと言えるでしょう。💪

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【東京五輪の激闘】2021年を彩った主要国際大会の軌跡

2021年のランキングを語る上で欠かせないのが、その年に行われた主要な国際大会です。特に「東京オリンピック」と「ネーションズリーグ(VNL)」は、世界中の注目を集めました。🇯🇵

東京オリンピック2020(2021年開催)

なんといっても2021年最大のイベントは、自国開催の東京オリンピックでした。日本代表(龍神NIPPON)は、キャプテン石川祐希選手を中心に一致団結。予選ラウンドで強豪カナダやイランを破るなど快進撃を見せ、29年ぶりとなる決勝トーナメント進出を果たしました!

準々決勝では優勝候補のブラジルに惜しくも敗れましたが、最終順位は7位入賞。この歴史的快挙は、日本中に大きな感動を与え、男子バレー人気の再燃に火をつけました。

ちなみに、この大会で金メダルに輝いたのはフランス。決勝でROC(ロシアオリンピック委員会)とのフルセットの死闘を制し、初の栄冠を手にしました。

FIVBネーションズリーグ2021

オリンピックの前哨戦ともいえるVNL2021。イタリアで集中開催されたこの大会で、日本は7勝8敗という成績を収め、最終順位は11位でした。優勝はブラジル、2位はポーランドと、当時の世界のトップチームが順当に力を示す結果となりました。

日本にとっては、世界の強豪と連戦する貴重な経験となり、この大会での課題と収穫が、夏のオリンピックでの躍進に繋がったと言えるでしょう。

第21回アジア男子バレーボール選手権大会

9月には、千葉でアジア選手権が開催されました。日本は決勝でイランに敗れ、惜しくも準優勝となりましたが、この大会で2022年世界選手権の出場権を獲得。若手選手も活躍し、チームの底上げを実感させる大会となりました。

これらの大会の一つ一つの結果が、世界ランキングのポイントに反映され、日本の立ち位置を形作っていったのです。まさに激闘の1年でしたね!

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【1試合で順位が動く!】FIVB世界ランキング新計算法を徹底解説

「最近、バレーの試合が終わるたびに世界ランキングが変わって面白い!」と感じている方も多いのではないでしょうか?その秘密が、2020年2月から導入された新しいランキングシステムです。

2021年は、この新方式が本格的に運用された最初の年であり、ランキングの概念を大きく変えました。一体どういう仕組みなのでしょうか?🤔

旧システムとの違いは?

以前は、オリンピックや世界選手権などの主要大会の最終順位に応じて、ドカンと大きなポイントが与えられる仕組みでした。しかし、これだと大会期間中や、大会がない時期のランキングはほとんど変動しませんでした。

新システム「イロレーティング」方式とは?

新しいシステムは、チェスなどのレーティングで使われる「イロレーティング」という考え方を応用しています。ポイントは、試合ごとにリアルタイムで変動します。

主な特徴は以下の通りです。

  • 勝敗がすべて: まず、試合に勝てばポイントが増え、負ければ減ります。単純明快ですね!
  • 相手の強さが重要: これが最大のポイントです。自分より格上のチーム(ランキング上位)に勝つと、たくさんのポイントがもらえます。逆に、格下のチームに負けると、多くのポイントを失います

これにより、ジャイアントキリングの価値が非常に高くなりました。

  • セットカウントも影響: 同じ勝利でも、3-0のストレート勝ちと3-2のフルセット勝ちでは、もらえるポイントが変わります。より圧倒的な内容で勝つことが重要になります。
  • 大会の重要度: オリンピックや世界選手権、VNLなど、大会の格に応じてポイントの重み付けが変わります。やはり、大きな大会ほど影響が大きくなります。

この新システムの導入により、すべての国際試合に意味が生まれ、一戦一戦がランキングを左右するスリリングな展開になりました。各国は、若手選手の育成と目先のポイント獲得のバランスを取るという、難しい戦略を迫られることになったのです。

2021年は、世界中のチームがこの新しいルールに適応しようと試行錯誤した、まさに新時代の幕開けの年だったのです。🧐

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【最強への序章】2021-22年、龍神NIPPON飛躍の足跡

2021年の東京オリンピック7位入賞は、ゴールではなく、新たなスタートでした。この歴史的快挙を足がかりに、男子日本代表はさらなる高みを目指して進化を続けます。2021年から2022年にかけての期間は、まさに現在の「歴代最強」と称されるチームの基盤が築かれた重要な時期でした。📈

2021年:自信と課題を得た年

東京オリンピックでの7位入賞は、選手たちに「世界と戦える」という大きな自信を与えました。石川祐希選手、髙橋藍選手、西田有志選手といった中心選手はもちろん、チーム全体が世界のトップレベルを肌で感じたことは、何物にも代えがたい経験でした。

一方で、VNL2021では11位に終わるなど、世界の壁の厚さも痛感。この悔しさが、さらなる成長への渇望を生み出しました。

2022年:確かな成長を示した年

2022年、日本代表は目に見える結果で成長を示します。まず、ネーションズリーグ(VNL)2022では、予選ラウンドを9勝3敗の5位で通過し、史上初のファイナルラウンド(最終8強)進出という快挙を成し遂げます!

ファイナルラウンドではフランスに敗れましたが、世界のトップ8に名を連ねたことは、日本の実力が本物であることを証明しました。

さらに、夏に開催された2022年世界選手権では、ラウンド16で東京五輪金メダルのフランスと激突。フルセットの末に惜しくも敗れましたが、世界王者をあと一歩まで追い詰める大激闘を演じました。

最終順位は12位でしたが、その戦いぶりは世界に衝撃を与え、日本の確かな進化を印象付けました。

この2年間で、髙橋藍選手や宮浦健人選手といった若手選手が国際舞台で経験を積み、大きく成長。強豪国との真剣勝負を繰り返す中で、チームの戦術理解度や対応力は飛躍的に向上しました。

2021年の経験が自信となり、2022年の挑戦が実力となった。この濃密な2年間こそが、今の龍神NIPPONの強さの源流なのです。✨

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【2022年勢力図】イタリアの復活と激化するトップ争い

日本の躍進と並行して、2022年の世界の勢力図も大きく動きました。特に大きなインパクトを与えたのが、2022年世界選手権の結果です。

この大会で、イタリアが24年ぶりとなる優勝を果たしました!🇮🇹 若い選手を中心としたチームで見事に世界の頂点に返り咲き、バレーボール界に新たな時代の到来を告げました。

決勝で敗れたものの、共催国として圧倒的な強さを見せたポーランドが準優勝、ブラジルが3位と、伝統国が意地を見せる形となりました。

この結果は、もちろん世界ランキングにも大きく反映されました。2022年9月時点のランキングでは、日本は7位にまで順位を上げており、アジアのトップとしての地位を確固たるものにしていました。

新ランキングシステムの影響で、各国のポイントは常に変動し、一つの大会、一つの試合の結果が勢力図を塗り替える、予測不能な時代に突入したのです。

2021年にランキング11位だった日本が、わずか1年あまりでトップ10の常連となり、7位にまで浮上したという事実は、この時期の日本チームの成長がいかに著しかったかを物語っています。

2021年の挑戦が、2022年の飛躍を生み、そして現在の世界のトップと互角に渡り合う龍神NIPPONへと繋がっているのです。この激動の2年間を知ることで、今の試合をさらに深く、面白く観戦できること間違いなしです!😉

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頼れる🇯🇵キャプテンのスーパープレー集 ずっと観ていられる✨ バレーを楽しんでる時のプレーは見ていて最高に楽しいね😉 【 #石川祐希 】日本バレー界の至宝!「世界バレー2022 スーパープレー集」【バレーボール男子日本代表】2025年9月開幕 世界バレー 👉youtu.be/xxUKFuwaV4k?si… pic.x.com/yaFyFcH5v3

バレーボール男子世界選手権壮行試合2025 9月7日 日本vsイタリア 当選した~~!VNL2025は全滅だったのに~何よりイタリア戦! 嬉しすぎる💓💓💓 誕生日プレゼントだ~~😭✨✨ #バレーボール男子日本代表 #volleyball #世界バレー

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まとめ:2021年は最強の龍神NIPPONの「原点」だった!

今回は、現在の男子バレーボールの熱狂を背景に、あえて2021年のFIVB世界ランキングを深掘りしてきました。いかがでしたか?

2021年は、単なる過去の記録ではありません。それは、現在の「歴代最強」と謳われる龍神NIPPONの輝かしい「原点」だったのです。

この記事のポイントをまとめます。

  • なぜ今2021年か?: 東京五輪での29年ぶり決勝T進出と、ランキング新システムの導入という、2つの大きな「転換点」が重なった特別な年だったから。
  • 2021年の日本の位置: VNL終了時点で世界11位。トップ10を射程圏内に捉え、世界の強豪国に挑む挑戦者の位置にいました。
  • ランキングシステムの変更: 1試合ごとにポイントが変動する新システムが、バレーボール界にスリリングな展開と新たな戦略をもたらしました。
  • 2021-22年の飛躍: 東京五輪の経験をバネに、2022年にはVNLで初のファイナルラウンド進出を果たすなど、着実に実力をつけ、世界ランキングを7位まで上げました。

2021年という激動の年があったからこそ、今の日本代表の強さがあります。当時の選手たちの挑戦や悔しさ、そして掴んだ自信が、今の石川祐希選手や髙橋藍選手たちのプレーに繋がっているのです。

この背景を知ることで、VNLや今後の国際大会を、これまで以上に深く、そして熱く応援できるはずです。頑張れ、龍神NIPPON!🇯🇵