地震予知・予言は当たらないし見るだけ無駄!それより対策しろ!
最終更新日:2014年10月5日[事件・災害, 科学|地震]
地震予知…だと…?
よろしい、現実の話をしようか。
ちょいと前に、「御嶽山が噴火した!大地震の前兆かも…」とか、
Twitterでも「36時間以内に東京に大地震くる!ヤバイ!回して!」
なんていう情報が入ってきて、少しは気になったりしていた。
で、こういうのはどれだけ信用に足るものなのか、
地震予知についていろいろと調べてみた結果…
結局、地震の予知やら予言とか見たところで無駄!
そんなことよりちゃんと対策しとけよっていう結論に至った。
と、いうことで、
地震予知って実際どんなものなのか?
それで、対策って何するのが一番なの?
という問いについて、私なりの結論をざっくりまとめておこうと思います。
地震予知の実際のところ
とりあえず地震予知で検索して上の方に出てくる
地震予知ブログ更新情報 に載っているブログを見てみたところ…
地震研究所のデータをまとめているところはともかく、
体感やら占いやら夢やらで地震予知してるようなブログもありまして…
結局、いつでも同じように危険だとか言ってて、
わざわざチェックするほどでも無いかと思えてきました。
日々地震予知の研究している人には悪いけど、
現在の地震予知情報なんてものは、
まだ全然実用的レベルに達しておらず、役には立たないと断言する。
(アクセス集めか趣味としてはいいかもしれないけど)
ぶっちゃけ、現時点では、
芸能人の誰々が結婚した~とかいう情報と
大差ないんじゃないかとも思えてくる。
地震対策のきっかけにはなるかもしれないが、
予知があってもどうせ起きないと狼少年的楽観視する人が増えて、
逆に対策が疎かになる悪影響もあるかもしれないっていうくらいだ。
地震の起きる日時を正確に予知することは、
現在の科学力ではほぼ不可能と見ていい。
少なくとも実用的レベルには達してない。
スピリチュアル・オカルト的な予言とか予知夢なんかも、
地震予知してとしては全く役に立たない。
「この人の予言は当たる!」なんて言っても、
大災害・大事件が起きてから、たくさんの予言の中で1%くらいの、
たまたま当たってるように見えるレアケースを祭り上げてるだけ。
1%程度の偶然的中した予言が取り上げられて目立ってるだけで、
実際は、それ以外に99%の外れた予言があると考えていい。
下手な鉄砲数撃ちゃ当たるってヤツですよ。
そんなものは、それっぽいこじつけで、
TwitterでRT稼ぎくらいにはなるかもしれないけども、
そんなことして遊んでるよりも、
地震が起きたら実際にどうするか?
対策方法を広めようと言いたい。
関東に大地震はいつ来るのか?
2014年なのか2015年なのかまだ先なのか?
年数単位でも、まだ実用的な正確な予知はできない。
しかし、それでも大地震はいつ来てもおかしくない。
だから、いつ来ても良いように対策するしかない。
絶対しておくべき対策
地震予知とか熱心に調べるような方なら、まさか対策は万全だとは思うが、
今一度、足りてないものが無いか確認しておきたい。
「物質的備え」と「知識的備え」二つに分けて、
東日本大震災レベルの大地震が起きた時に、
これは絶対必須だろうという備えをまとめておく。
物質的備え
日本の最近の建物ならば地震で倒壊することは少ないが、
電気、水道、ガス、食料・燃料の流通がしばらく止まる可能性は高い。
支援が到着するまでに一般的に3日間かかると言われており、
それまで耐えられるように、グッズ備蓄しておかなければならない。
災害時に非常に重要だが、普段はあまり使うことは無いために、
特別に備蓄しておくべきグッズを厳選すると、以下の3つに絞られた。
- 保存用飲料水
- 保存食
- 携帯トイレ 防臭袋
それぞれの詳細と、オススメグッズを紹介しよう。
保存用飲料水(備蓄水)
水分の補給は死活問題。大地震では水道は止まりやすく、
復旧にも比較的時間がかかる。
普段からペットボトルの水を買う人ならば、
飲料水にはしばらく困らないかもしれないが、
ちょうど切らしているときに地震が起きたりすると困るので、
常に備蓄しておくに越したことはない。
備蓄水は2L×6本だと2000円ほどするものが多いが、
こちらのように、1000円もしない備蓄水もある。
保存食
ガスや電気も止まってしまった場合のことを考えると、
温めないと食べられない物はおすすめしない。
保存食用として、乾パン・缶詰・アルファ化米などを中心に
3日分程度は備蓄しておこう。
ただ、電気・ガスが無くても、通常の食べ物も調理できるように、
カセットコンロと、カセットボンベも多めに備蓄しておくと良いだろう。
とりあえず最低限の栄養摂取で3日ほど凌げればいいなら、
「えいようかん」が持ち運びにも便利かつお手頃で良さそう。
少し高くなるが、災害時でも充実した食事を味わいたいなら、
価格的にもコレが一番だろうか?
携帯トイレ
水道が止まるので、トイレが流せなくなる。
意外と忘れられがちだけど、非常に重要だ。
東日本大震災の時にも、トイレに苦労したという人が非常に多かった。
他のインフラに比べて、水道は復旧に比較的時間がかかるため、
便座に掛けて使える非常用のトイレセットは、
多めに備蓄しておくと安心できる。
こちらの「シートイレ」が50回分で3000円と経済的でおすすめ。
袋から臭いが染み出してくる危険性もあるので、
高性能の防臭袋も用意しておくとさらに安心だ。
価格もそれほど高くない。
もちろん、紹介した物意外でも避難生活に必要なものがあるが、
上記3つ以外は、比較的日常でも使う機会はあると思われるので
ここでは割愛する。
それ以外の防災グッズについては、こちらの記事が参考になる。
→ 検証!非常時に必ず持ち出したい“防災グッズ”とは? | 月刊マガジン マネット
総合グッズ
色々と揃えるのが面倒ならば、
必要な物が持ち運びしやすいパッケージでまとまってるグッズセットを
買っておくとラクだろう。
まずこちらは2万円台。
1万円台で一式揃っているのもある。
必要なものは揃っており、内容的にもほぼ同じでなので、良い
こちらの方がお買い得だと思う。
ただし、これらのグッズだけは、
飲料水・非常食・トイレが少し不足しているので、
上記で紹介したものをいくらか買い足しておこう。
最後に、すぐ持ち出せるように、
リュックなどにグッズをまとめておくことを忘れずに。
知識的備え
地震が起きたらどうするのか?地震起きてからググってるヒマは無い。
最低限頭に入れておくべきことをまとめておこう。
大地震直後
地震が起きた直後に取れる有効な行動は、
結局は以下の2つくらいしか無い。
- 倒れやすい・落ちやすい物、ガラスの付近に近づかない。
- 何かを盾にして、落下物から頭を守る。
まずは、決してパニックにならずに身を守り、
地震の影響で怪我をしないようにすることが大切だ。
机の下は安全?危険?
「地震が起きたら机の下に隠れるのは間違いだ!」
「大きな家具の隣の方が安全!」
という意見もあるらしい。
しかし、結論から言うと、日本の通常の建物の場合は、
大きな家具の横よりも、頑丈な机の下の方が安全な事が多い。
家具の横の方が安全なのは、天井が崩れるような場合のみ。
日本の通常の建物は、地震で倒壊することは少ないからだ。
参考:「地震が起きたら机の下より三角スポットへ!」という話を信じちゃいけないワケ – M3Q – 女性のためのキュレーションメディア
地震が収まったら
- 電気・水道・が使えるか確認
- 水が出るならば、できるだけ溜めておく
- ラジオ・テレビ・スマホなどで情報収集
- 近くの避難所(学校・役所・公園)などへ行き、支援状況の確認
- 家族・学校・職場と最低限の連絡をとる。
地震が収まったら、まず電気・水道・が使えるか確認してみる。
使えなかったら、備蓄していたグッズの出番だ。
可能であれば、ラジオ・テレビ・スマホなどで、
被害状況、インフラ復旧の見込み、などを情報収集しておこう。
近くの避難所(学校・役所・公園)などに行き、
支援状況も確認しておこう。
最後に
もちろん、科学的手法による地震予知研究を否定するつもりはない。
正確に予知ができるようになれば、それに越したことはない。
地震予知研究者の方々には、地震予知は使えないとか言われないくらいに、
研究を進めて、なるべく正確に細かい時刻まで予測できる地震予知を
実用化して欲しいと思っている。
だが、今はまだ備えることしかできない。
いつ来るか結局わからないんだから、出来る範囲で備える。それしかない。
地震の前兆を予言するとか、
そーいうのはただの娯楽でしか無いですからネ。
関東大地震だとか首都直下型地震とか、
いつ起きてもおかしくは無いと言われてるからこそ、
備えは万全にね。
災害は戦争と同じだ。
準備が何よりも大切だ、いいね?
タグ:地震
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