出典:Twitter / astro_reid: #Typhoon Neoguri nearing Japan. …
過去最強じゃないのかとも言われているレベルの強さを誇るらしい
2014年の台風8号・ノグリー。
ニュースでもツイッターでも、何度も台風情報が流れてきて、
とりあえず「最強レベル台風がモロ本州横断コースでやべぇ」
ってことはあなたもご存じかと思われる。
ちなみに、この台風情報というのは、
ほとんどは「気象庁」によるもの。
もちろん、気象庁の台風情報もかなり信頼度は高いが、
米軍の台風進路予想情報も精度が高く、
参考になるということはご存じだろうか?
今注目の、台風8号(2014)・ノグリー で
気象庁と米軍の進路予想情報を比較して見てみよう。
続きを読む →
気象庁の台風8号進路予想図
出典:気象庁 | 台風情報 (2014/07/09 12時現在 72時間拡大)
- 9日 ~ 10日0時まで九州西部の海上
- 10日12時頃に 九州西部に上陸
- 11日9時頃に 名古屋南部
- 12日9時頃には 北海道南西の海上
という予測である。
日本南部を通って関東地方には直撃だ。備えよう。
米軍(JTWC)の台風8号進路予想図
出典:Joint Typhoon Warning Center (JTWC) – TC Warning Graphic
(元画像の時間がズールータイム表記のため、日本時間を追記しています)
- 9日 ~ 9日21時まで九州西部の海上
- 10日9時頃には 九州東部
- 11日9時頃に 東京のほぼ真上
- 12日9時頃には 北海道東部の海上
米軍の予想は、気象庁の予測よりも、
多少台風が速く通り過ぎるという予想のようです。
11時9時頃の台風の予想位置を比較してみると分かりやすいだろう。
- 気象庁の予測では、11日9時頃に 名古屋南部
- 米軍の予測では、11日9時頃に 東京のほぼ真上
と、なっている。
でもやっぱり、日本南部を通って関東地方には直撃だ。備えよう。
米軍台風情報の見方
JTWCトップページから台風の予想図ページへ行く方法
JTWCのトップページにアクセスしたら、
予想図を見たい台風名(英語)を探して、その下にある
“TC Warning Graphic“と書かれたリンクをクリックすればOKだ。
気象庁と米軍の台風進路予測 精度が高いのはどっち?
このツイートのように、
気象庁よりも米軍の予測の方が精度が高いという意見もあるが、
「どちらも同じくらい精度が高い」
と言うのが妥当かと思われる。
参考に、気象庁予測と米軍予想について言及している記事を
引用させていただく。
このJTWCでは、日本を含む各国が観測している気象情報に加え、アメリカ政府および軍が運用する衛星などの観測網も利用して予報を割り出しています。
そのため、日本の気象庁が発表する台風の予想進路とは多少のズレが生じることがあります。
どちらの予報確度が高いかは断言できませんが、米軍が自国の兵士の命を守るために発表している情報なので、こちらも十分信頼できると言えるでしょう。
出典:世界最強の情報収集力で予報する米軍台風情報がわかりやすいと好評 – ガジェット通信
米軍予想は進路こそ的確ですが、予想到達時期はアテになりません。正直なところ「速すぎ」という予想到達時期に毎回なっています。
それに対して気象庁の台風情報は進路こそ米軍予想に比べて精度が低いですが、ただ予想到達時期は毎回当たっています。
出典:米軍の進路予想はすごい!しかしその予想は・・・: 沖縄離島ブログ
米軍の台風予測に関しては、
以下のサイトで、非常に詳しく言及されている。
より詳しく知りたい人は訪れてみると良いだろう。
→ デジタル台風:米軍合同台風警報センター(JTWC)の情報に関する注意点 – ご意見・お問い合わせ・ご質問
まとめ
なにか特別な職業の方で、より正確な情報を知りたいならば、
気象庁と米軍、両方の予測情報から総合的に判断するのがベストだろう。
でも、普通の日本人にとっては、
普通のニュースで流れるような気象庁の予測情報だけでも
実際情報としては十分だとは思われる。
とにかく、台風8号ノグリーの場合、どちらにしろ
「過去最大級レベルの台風が日本南部を通って関東に直撃」
ということは間違いなさそうだ。備えよう。
※この記事の台風情報は2014/07/09 12:00時点のものです。
最新の台風進路予測情報は
気象庁か米軍のページで確認することをおすすめします。
<関連記事>
・ヨーロッパの台風進路情報で気象庁や米軍より先の予想を見る方法
最近のコメント